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日本で昔から親しまれているお正月遊び。羽根つきや福笑いなど、若い世代のパパやママは、知ってはいるけれど、遊んだ経験がない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、お正月の伝承遊びについてまとめました。保育士経験のある筆者が、子どもと一緒に楽しむポイントも交えて解説します。
羽根つきには、1年の厄をはね、無病息災を願うといった意味が込められています。
遊んだ経験がある人ならわかると思いますが、羽子板は固い上に意外と重く、小さな子どもには扱いが難しい場合も。
そんな時は、うちわや牛乳パックで手作りした羽子板がおすすめ。風船や新聞紙で作ったボールを羽根代わりにすれば、室内でも楽しむことができます。
お正月のカードゲームといえば百人一首が代表的ですが、小さな子にはかるたがおすすめ。字を覚える練習としても最適です。また、かるたで遊ぶことで、集中力や記憶力、反射神経を鍛えることもできるでしょう。
見つけるのに時間がかかると飽きてしまうため、まずは少ない枚数から始めるのがおすすめです。
お正月遊びのなかで保育園でも大人気の遊びが「福笑い」。目隠しをして、おたふくなどの顔の輪郭がかかれた紙の上に、目や鼻などを置いていき、出来上がった顔の面白さを楽しむ遊びです。
目隠しをするドキドキ感と、自分が作った顔の面白さが相まって、お腹を抱えて大笑いする子どもたち。みんなで笑い合う「福笑い」には、「笑う門には福来る」という意味が込められているそうです。
「すごろく」は、出た目の数だけサイコロをふってコマを進め、ゴールを目指すボードゲーム。大人数で、年齢差なく楽しめる定番の遊びです。お正月遊びとしての「すごろく」には、「年の始めの運試し」といった意味合いがあるそうです。
現在では、様々な商品が販売されており、計算や戦略が必要なものなど、子どもにはプレイが難しい場合も。選ぶ際には対象年齢をチェックし、初めてのすごろくは、なるべく簡単且つ所要時間が短いものを選びましょう。
お正月の遊びとして知られる「凧あげ」。凧が空高く舞う姿は圧巻ですが、伝線などに接触する危険があるため、遊ぶ場所には注意が必要です。
小さな子どもと遊ぶなら、手作りの凧がおすすめ。ビニール袋などで簡単に作成でき、糸の長さの調整ができるので安全に遊ぶことができます。
お正月の伝承遊びには様々な由来や意味が込められています。小さな頃から伝承遊びに触れられるよう、工夫しながらお正月ならではの遊びを楽しみましょう。
(一柳 ひとみ)