並盛なのに量が多くて税込550円。しかも超~~~~うまい!そんなカレーがSNSで話題になっていました。もちろん早速取材を申し込み食べてきましたよ!

 店の名前は「牛すじカレー 小さなカレー家」。大久保駅から徒歩2分のところにあり、営業時間は11時~14時のわずか3時間(日曜定休)。カウンター席のみの、その名の通り小さなお店です。

 お店の外観はかなり年季が入っており、一見入りづらそう。しかしながら、見る人が見ればわかる「こういうお店が美味いんだよなぁ」という雰囲気をぷんぷんただよわせています。実際、開店から20分経たないうちに、店の外には客が2~3人ほど待っていました。

 店主の萩原さんに話をうかがうと、脱サラして始めたこのお店はもう22年になるとのこと。牛すじカレーライス並盛のご飯の量は450グラム、大盛は600グラム(税込700円)、特盛は1キロ(税込1100円)だそうです。

 メニューは「牛すじカレーライス」の他にも、「みそ焼カレーライス」や「カレーつけうどん」(冷・温/税込650円)があります。「みそ焼カレーライス」は豚バラ・チキン・イカ・三種ミックスの4種類あり、並盛が税込700円。

 トッピングメニューも充実していて、「牛すじ追加」(税込150円)、「玉子」(生・ゆで/税込50円)、「みそ豚」(税込200円)、「みそイカ」(税込200円)、「みそチキン」(税込200円)、「みそ三種ミックス」(税込200円)など。プラス税込50円でコールスローを付けることも可能です。

 記者が注文したのは、牛すじカレーライスの並盛。それほど待つことなく提供されました。大きなお皿の上にご飯とルーがきれいに盛られています。その姿はまるでカレーの海に浮かぶアイランド。牛すじ肉の波が打ち寄せているようにも見えます。

 それでは、いただきます!ご飯とルーを絡ませて、牛すじ肉と一緒に口の中へ。一晩煮込んだという牛すじ肉は柔らかくトロトロ。ルーはスパイスの刺激を感じますが、それほど辛くはなくて玉ねぎの甘さとのバランスが絶妙です。

 もちろん、ご飯との相性はバツグン!ルーも比較的サラサラしているので食べやすく、ご飯の上にのっていたガーリックチップの食感も良いアクセントになっていて、食欲が止まりません。

 たっぷり盛られていたご飯もあっという間に無くなり、完食。ごちそうさまでした!店主の萩原さんに「美味しかったです。ありがとうございました」と伝えると、「ありがとうございます」と照れくさそうに恐縮しきり。

 最後に写真をお願いすると「私はいいから」と、恥ずかしがりながらまたもや恐縮。「牛すじカレー 小さなカレー家」は、そのような萩原さんの人柄もあらわれた温かいお店でした。

<取材協力>
店名:牛すじカレー 小さなカレー家
住所:東京都新宿区百人町1-24-10
営業時間:11時~14時、日曜定休

(取材・撮影:佐藤圭亮)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 【SNSで話題のグルメ】大久保「牛すじカレー 小さなカレー家」の名物カレーに舌鼓 一晩煮込んだトロトロ牛すじがたまらん……!