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「ツイッターTL復活祭」のハッシュタグと共に投稿された、透明感のある美しい花々の写真。一見するとガラス細工のように見えますが、実は主な材料は一般的な模型店で購入可能な「プラバン」なんです。
作者のしばさおりさんは、同時にその作り方の一部工程を動画で紹介。着色に使用しているのは、これまた市販の油性ペン!身近な道具で、こんなにもきれいな作品が作れてしまうとは……驚きです。
プラバンといえば、真っ先に思い出すのは、幼少時に行ったキーホルダーづくり。好きなイラストや文字を描いて、オープンで焼き上げるという簡単な手順で作れることから、遊んだことがある方もきっと多いと思います。
動画では、プラバン全体に油性ペンで線を引いた後、エタノールを手で塗り広げてぼかしていき、全体を着色している様子が映っています。この後、デザインナイフを用いてスジ彫り、線に沿ってカットし、焼き上げたのちパーツを接着、コーティングという流れで作業を進めて行くのだそう。
と、説明するのは簡単ですが、これだけ美しい作品に仕上げられるのは、もちろんしばさんの高い制作技術があってこそ。完成した作品を見ると、慣れ親しんだプラバンや油性ペンが材料になっているとはとても思えないですよね。
それでも「毎回の制作で、なにかひとつでも新しい試みをしたいと考えています」と、しばさん。着色で新しい色合いを発見したり、工程を工夫して効率化を図ったりと、作品の更なるクオリティアップにも余念がありません。これだけの作品を作りながらも、「まだまだプラバンの可能性を模索中」なのだとか。
そんな思いをあらわすように、普段のツイートでは今回のような大柄の花だけでなく、小花やイチョウ、紅葉など季節ごとのモチーフや、アクセサリーも多数投稿されています。
しばさんの作品は、minneやBASE、CreemaといったWebショップにて販売を行っている他、11月20日に東京ビッグサイトにて開催されるデザインフェスタvol.56にも出展予定とのことです。
<記事化協力>
しばさおりさん(@koshiba0822)
(山口弘剛)