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2006年に任天堂より発売された家庭用ゲーム機「Wii」。従来とは異なる形状のコントローラー「Wiiリモコン」を標準搭載し、普段ゲームをプレイしない人やファミリー層に広く受け入れられたハードとして知られています。
そんなWiiが好きすぎるあまり、なんと本体をフェイスマスクに改造してしまった猛者をツイッターで発見。ディスク投入口やリモコンが点灯する様子まで完全再現されています。これぞまさにゲーミングマスク。
Wiiマスクの制作者は、電子クリエイターとして活動する「さば電子」さん。普段からユニークな電子工作品を多数手がけており、SNSでの作品発表を中心とした活動を行っています。
今作は2020年5月に制作したもの。SNSで見かけたニンテンドウ64をモチーフにしたフェイスマスクに感銘を受け、自身が幼少時に慣れ親しんだWiiで作ってみたいと考えたことがきっかけです。
マスク全体にあしらわれたWiiは、もちろん本物のWii本体を加工したもの。「極力、解体したWiiのみを素材にするように設計を工夫した」と語るように、一見するとマスクにするには不向きそうな形状が、顔の形にフィットするよう見事に再構築されています。
本体起動時に青く光るライトも、内側にLEDチップを配線することで再現。マスクを着用したまま点けることも可能で、制作時にさば電子さんが特にこだわったポイントのひとつです。
実際の着用感については、「通気性が皆無なため結構息苦しいので長時間の着用は出来ません」と、残念ながらあまり実用的ではない模様。さば電子さん自身もコスプレやイベント時に限って着用しているそうですが、Wiiに愛着を持っている方であれば思わず一度は着けてみたくなる、ロマンを感じる作品と言えるのではないでしょうか。
過去作の再掲でありながら、ツイートには1万件を超える「いいね」が付くなど大きな反響が寄せられており、「めちゃくちゃかっこいい」「懐かしすぎる」といった声のほか、「メイドインアビスのボンドルド」「スターウォーズのボバ・フェット」といったマスクキャラを連想した方も多くいたようです。
<記事化協力>
さばかん/さば電子@ぞうさんじょうろ飼い主さん(@Zo3_ERC)
(山口弘剛)