「美味しかったかぁい？」海鮮丼を食べてきた飼い主に圧をかける猫さんズ

　外出した際、ついでに食事を済ませてしまう、というのはよくあること。一緒に出かけなかった家族からは「ずるい！」と訴えられることもありますが、その感覚は人間だけに限りません。

　買い物に出かけたついでに、夕食として海鮮丼を食べた飼い主さん。かすかに魚の匂いをさせて帰宅したのを出迎えたのは、ご飯を待たされ少々ご機嫌斜めの猫さんたちでした。

　「やけに帰りが遅いと思ったら。ほー、そうですか。さぞや海鮮丼は美味しかったんでしょうね」

　人間ならきっとこういう恨み言を口にしていそうな表情で、飼い主のネコランドさんを見ているのは、ノルウェージャンフォレストキャットのレイくん、ラガマフィンのエマちゃん、ミヌエットのノーマンくん。3匹ともキッチンカウンターの上から無言の圧をかけていますが、一番左に写っているノーマンくんは、カウンターから前脚をぶら下げて、今にも食ってかかりそうな雰囲気です。

　ネコランドさんにこの時の事情をうかがうと、いつもは猫さんたちのご飯を先に用意してから自分たちのご飯をしているんだそう。ところが今回は買い物ついでに食事をしてしまったため、順番が逆転。3匹はいつもより長く待つことになったのでした。

　よほど待ちくたびれたのか、帰宅した際は「ふて寝していましたね」という3匹の猫さん。急いで猫さんたちの食事を用意しようとキッチンに立ったら、カウンター部分に集合して「早くして」と圧をかけてきたんだそう。

　この圧と罪悪感に負け、ネコランドさんはご飯に1番好物の缶詰を開けたほか、デザートにちゅ〜るもつけて謝罪。幸い、3匹からは無事許してもらったそうですよ。

　猫は自分で生活のペースを決めていて、それが乱れるのを嫌う子もいますから、そういった意味での不満もあったかもしれませんね。しかもお魚の匂いをさせて飼い主さんが帰宅したら……猫飼いさんはくれぐれもお気をつけを。

＜記事化協力＞
ネコランドさん（@NEKOLAND13）

（咲村珠樹）