全日空(ANA)がアニメ「鬼滅の刃」とコラボした特別デザイン機「鬼滅の刃 じぇっと-参-」が、2022年10月1日、羽田空港の格納庫でお披露目されました。お披露目会には、炭治郎役の花江夏樹さん、煉獄杏寿郎役の日野聡さん、宇髄天元役の小西克幸さんも登場。抽選で選ばれたファンの前で、機体に直筆サインを入れています。

 アニメ「鬼滅の刃」とANAがコラボした「鬼滅の刃 じぇっと」は、これまでに炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の描かれた「鬼滅の刃 じぇっと-壱-(JA616A)」が2022年1月31日より国内線に就航。続いて9人の柱たちを描いた「鬼滅の刃 じぇっと-弐-(JA608A)」が、2022年3月26日に国内線で就航し、全国を飛び回っています。

 3機目となる「鬼滅の刃 じぇっと-参-」のベースになったのは、これまでのボーイング767-300ERよりサイズの大きいボーイング777-200ERで、登録記号はJA745A。過去には、東京オリンピック・パラリンピックを応援する「心ひとつに!!いこう2020」の特別マーキングを身にまとっていた機体です。

 機体には、ufotable描き下ろしデザインのデカールが貼り込まれました。機体の左側(ポートサイド)には竈門炭治郎と宇髄天元が向かい合うようなデザイン。

 そして機体右側(スターボードサイド)では炭治郎と煉獄杏寿郎が、互いの背中を預け合うような配置となっています。左右のエンジンナセルには「鬼滅の刃」のロゴ。

 機内から登場したスペシャルゲストの花江夏樹さん(竈門炭治郎役)、日野聡さん(煉獄杏寿郎役)、小西克幸さん(宇髄天元役)は、機体最前部の搭乗口(L1ドア)横に直筆でサインを記しました。これは搭乗する時のお楽しみになりそうですね。

 この「鬼滅の刃 じぇっと-参-」では、キャスト3人による特別な機内アナウンスが新録され、流れることになっています。お披露目会の場では、出発する際の機内アナウンスが先行して披露されました。

 間近で機体を見た感想を聞かれ、花江さんは「これに乗ったら旅行も全集中できるんじゃないか」と発言。日野さんは「キャラクター(杏寿郎)が飛行機に描かれて、炭治郎たちと一緒に飛べると思うとワクワクします」、小西さんは「すごいの一言に尽きる。飛行場にあるだけでも楽しいと思う」と語っていました。

 機内に入ると、シートには機内限定デザインの「鬼滅の刃」ヘッドレストカバーが装着されています。また、紙コップも「鬼滅の刃 じぇっと-壱-」をモチーフにした新しいデザインで登場。

 CAさんがサービス時に着用するエプロンは、これまでの禰豆子モチーフのエプロンに加え、胡蝶しのぶをモチーフにしたエプロンも登場。裾にあしらわれた蝶々柄がポイントです。

 今回お披露目された「鬼滅の刃 じぇっと-参-」は、10月2日に成田空港発着の特別フライトでデビューし、10月3日のNH241便(羽田~福岡)より、国内線定期便に投入されます。10月3日~10月16日までは、以下の6便に充当されるとのこと(事情により使用機変更の場合あり)。

NH241便(羽田7時25分発~福岡9時20分着)
NH246便(福岡10時10分発~羽田11時50分着)
NH25便(羽田13時発~大阪伊丹14時05分着)
NH30便(大阪伊丹15時発~羽田16時15分着)
NH73便(羽田17時発~新千歳18時35分着)
NH78便(新千歳19時30分発~羽田21時05分着)

 10月17日以降は運航便を固定せず、全国の路線・便で運航予定とのこと。どこの空港の現れるのか?楽しみが増えそうです。

※禰豆子の禰の字は正しくは「ネ+爾」です。

<取材協力>
全日本空輸株式会社(ANA)
(c) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(取材・撮影:咲村珠樹)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 ANA「鬼滅の刃 じぇっと-参-」お披露目会 10月3日より国内線で就航