猫は居心地の良い場所を知っていて、人間の椅子などを先に占拠しているのはよく聞く話。さすが抜け目ない……と感心してしまいますが、時には立場が逆転してしまうこともあるようです。

 自分の「部屋」であるペットケージの前で、ラグドールの男の子ルカくんが途方に暮れています。タブレットで動画を見ている飼い主さんの息子さんに、ケージを占拠されちゃったみたい。

 人懐っこく甘えん坊すぎて、初対面の人にもすぐ甘えてしまうというルカくん。この日は飼い主さんのご友人が訪ねてきて、息子さんは1人手持ち無沙汰になったようです。

 飼い主さんによると「いきなりケージに入り中から自分で鍵をかけ、タブレットで『ワンピース』を見てました」とのこと。スペース的にちょうど良く、1人で集中できる環境だと判断して、ルカくんのケージを借りたのかもしれません。

 この行動にびっくりしたのがルカくん。「あれ?そこボクの部屋なんだけど……」と、ケージのところまでやってきたといいます。

 「最初はケージの前で中を見ながらうろうろしてたけど、入れないと分かって諦めたのか、前で横になっていました」と飼い主さん。まさか自分のケージが人間に占拠されるとは思ってもみなかったようです。

 息子さんは10分ほどケージの中にいたそうですが、やがて飽きたのか出ていったのだそう。ルカくんは入れ替わりにケージへと入り、水を飲んでいたのだとか。

 いつもは自分が人間の居場所を奪うだけだと思っていたルカくんも、今回のことで認識を改めたかもしれません。これからは、ケージを息子さんに取られないか、定期的にチェックする必要があるかもしれませんね。

<記事化協力>
LUKA・ラグドールさん(@LUCA_10_24)

(咲村珠樹)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 ボクの場所を取られちゃった……子どもにケージを占拠され途方にくれる猫