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幻想世界の住人たちには、ありとあらゆる職業が存在します。幻獣たちを粘土とフェイクファーで作り続ける、もるさんの「もるひめ屋」には、獣人やドラゴンに義肢や装備品をあつらえる「義肢屋」さんの作品がズラリ。新たな試作品がTwitterに公開されました。
粘土とフェイクファーを使い、異世界に住む幻獣たちのアートドールを作っている「もる」さん。オオカミに似た容貌の「義肢屋」さんは、ファンの多いキャラクターの1人です。
異世界の「砂の国」出身だという義肢屋さんは、もるさんが「スチームパンク風のカッコいい子」を作る過程で誕生したキャラクター。痩身で足元を飾るブーツがチャームポイントになっています。
設定では、的確な仕事ぶりでユーザーの信頼も厚いそうですが、読書を始めるとつい夢中になってしまい、時間が過ぎてしまうこともしばしば。また、コーヒーを美味しく淹れる達人でもあるようです。
今回、義肢屋さんの試作品としてTwitterに紹介されたのは、靴好きなもるさんの好みが出た、3足のブーツ形をしたもの。それぞれ装飾の異なるブラウン、レッド、グリーンのカラーリングで、上に歯車が光っていることから、これが機械仕掛けのものであることが分かります。
義肢屋さんから試作品を委託されたもるさんによると、革製のチャームがついたブラウンのものは「クールな旅人」がお似合い。
ゴールドとブルーの装飾がついた赤いものは、どこかスタイリッシュで妖しい雰囲気もあることから「魔術師」にピッタリ。
そして、唯一ヒールのついていないグリーンの品は「園芸家の長靴」として着用してもらえたら、ということだったとか。
この世界ではファッションの一部として、色々な種類の義肢を気分に合わせて取り替え、オシャレを楽しむ文化があるみたい。しばらくすると、この義肢を装着した人と街角で出会うかもしれませんね。
<記事化協力>
もるひめ屋さん(@moluxy)
(咲村珠樹)