猫というのは時折人間くさい仕草をする時があり、中に小さいオッサンやオバハンが入っているんじゃないか、それとも転生者?と疑いたくなることもしばしば。

 ミヌエットの子猫、うに坊くんは仰向けで寝ていたところ、片方の手が伸び、まるで「またまたご冗談を!」と言っているみたいです。

 警戒心があまりなく、物おじしない性格のうに坊くん。人のそばに寄ってきては、どこでも寝床にしてしまうそうなのですが、その寝相がなんとも愉快なバリエーションに富んでいるんだとか。

 今日の寝姿は、手足が短いからか「気をつけ」の体勢で仰向けになった状態。左手は体にピッタリつけているのですが、右手は前の方へにょ〜んと伸ばしています。

 その右手の方へ小首を傾げているものですから、まるで昭和30年代のサラリーマン喜劇映画(東宝の「社長シリーズ」など)に出てくる、上役に対して「またまたご冗談を!」と苦笑混じりに語りかける中間管理職みたい。

 ひょっとしたら、夢の中で上役から無理難題をふっかけられているのかしら。それとも、実は子猫に転生した高度成長期のサラリーマンだったりして……。

 飼い主さんは「シャッターチャンスをたくさんくれる子で助かります」と語りますが、人間味あふれる寝相に、なんだか前世の記憶も探りたくなっちゃいますね。次はどんな寝相を見せてくれんでしょうか。

<記事化協力>
へそ天うに坊さん(@unibou_1224)

(咲村珠樹)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 「またまたご冗談を!」子猫の寝相が完全に昔のサラリーマン