6月中に全国各地で「梅雨明け」が宣言され、一部地域では既に「最高気温40度」が観測されるなど、酷暑が予想される2022年の日本列島。

 例年以上の熱中症対策と、こまめな水分補給が推奨されていますが、色鉛筆画家として活動するそんなかんじさんは、自ら筆をとりペットボトルの飲料水を描写。一風変わった注意喚起を行いました。

 「熱中症患者が急増しているニュースを見て、せめてもの注意喚起になればという投稿でしたね」

 今回そんなかんじさんが投稿したのは、2年前に描いたという作品。黒の色紙に白の色鉛筆を用いて、透明のペットボトル飲料水が描かれています。

 「『黒い紙に白いものを描く』というのが普段とは逆で、色彩感覚が鍛えられた作品ですね」

 キャップや窪みなど、本物そっくりのシズル感ある形状には、思わず手に取ってしまいそうですがこれはれっきとした「絵」。なお、制作時間は3時間ほどだったそう。

 「ボトルの反射を描くことで、出来る限りの『リアル』を出すことにこだわっています」という言葉通り、投稿は、絵だと理解したのちも“本分”(水分補給)は伝わってくるメッセージ性のあるものとなりました。

 「何でも書きたい絵描き」を自称するそんなかんじさんは、色鉛筆を駆使して様々な題材を「リアル」に描写しています。

 「Sonnna Kanjiの色鉛筆画」というタイトルのYouTubeチャンネルでは、登録者数が4万人を超え、各作品のメイキングの様子や、使用している画材の紹介や塗り方解説動画などを配信中。

 「色鉛筆で描くことの楽しさや素晴らしさを発信していきたいですね」と、これからの抱負も語っています。

<記事化協力>
そんなかんじさん(Twitter:@sonnakanjidesu/Instagram:@sonnakanjidayo)

(向山純平)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 色鉛筆画で熱中症対策と水分補給を喚起 画家が「ペットボトル飲料水」を描写