朝や仕事の合間など、コーヒーを飲んでリラックスする方もいらっしゃるかと思います。特にレギュラーコーヒーの場合、自分でドリップすること自体も心を落ち着けてくれる時間。

 でもそんな時、コーヒーの粉を床にこぼしてしまったら……。思わぬ失敗による落ち込みを、ほっこりした気持ちに変えてくれたという、こぼした粉で描いたうさぎのイラストが話題となっています。

 イラストを描いたのは、ホーランドロップイヤー「ふぇん」ちゃんの飼い主さん。現在は在宅ワーク中で、その時の出来事なんだそうです。

 ふぇんちゃんの飼い主さんは、コーヒー豆をミルで挽いて淹れるという本格派。仕事がひと段落し休憩する際、いつものようにミルで豆を挽いてコーヒータイムを楽しもうとしたんだとか。

 ところが「フィルターに移そうとしてる時に、手が滑ってぶちまけてしまいました」。せっかく挽いた粉が、フローリングの床に飛び散ってしまったのです。

 このアクシデント、後片付けも含めて結構へこんでしまうシチュエーションです。心を立て直すため、ふぇんちゃんの飼い主さんは独自のルーティンがあることを教えてくれました。

 「普段から嫌なことがあったらうさぎのことを考えて心を落ち着かせているのですが、今回もそうしていて『あ、うさぎの絵描こう!』となって描きました(笑)」

 最初は、ふぇんちゃんのような垂れ耳のロップイヤーにしようかと思ったそうですが「立ち耳の方がうさぎと分かりやすそうだったので立ち耳にしました」。砂絵の要領で描かれていますが、実は砂絵の経験はなく「うさぎ好きなので、たまにうさぎの絵は描いています」とのこと。

 こうして出来上がった、うさぎのコーヒー粉イラスト。素敵な作品ですが、お掃除のためあっという間に消え、まとめてゴミ箱へ。

 改めて豆をミル挽きしてコーヒーを淹れた飼い主さん、味はもちろん「美味しかったです!」と伝えてくれました。粉をこぼしたリカバリーのために描いたイラストと、改めて淹れたコーヒー、二重にほっこりできたかもしれませんね。

<記事化協力>
ふぇんさん(@phoen428)

(咲村珠樹)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 失敗した気持ちもこれでほっこり 床にこぼしたコーヒー粉で描いたうさぎ