子育てをしている親御さんには“あるある”な話かもしれませんが、兄弟姉妹でケンカをした時、どのように仲裁するかは結構悩ましいもの。上手くなだめるのは難しいですよね。

 人間だけでなく、猫だって兄弟ゲンカは日常茶飯事。おっぱいの場所を巡って争う赤ちゃん猫を、優しくなだめるお母さん猫の姿がTwitterに投稿されました。

 エキゾチックショートヘアのきなこさんは、2022年3月19日に赤ちゃんを4匹出産。初めてお母さん猫になりました。

 お母さん1年生で子育てに不安はないのかな?と思ったのですが、飼い主さんによると「自分のご飯とトイレの時間以外はいつも赤ちゃんと一緒にいて、おっぱいをあげたり舐めてお世話をしたりしています」とのこと。愛情をいっぱい注いでいるようです。

 まだまだ生まれたばかりで、赤ちゃんは目が見えません。このため、おっぱいを飲むには手探りでお母さんの乳首までやってきます。互いの位置も見えないので、同じ乳首を取り合ってしまうことも。

 ツイートの動画で紹介されたのは、赤ちゃんの「ごま」ちゃんと「こんぶ」ちゃんがおっぱいを巡って争うシーン。お互いに手足をわちゃわちゃさせて、乳首の所有権を主張しあっています。

 赤ちゃんたちを見守っている飼い主さんは「ごまは特におっぱいを探すのが上手じゃないので、このようにバタバタしていることが多いですね」と話します。ごまちゃん、ちょっと不器用な子みたいで、おっぱいにありつくのに苦労しているようです。

 きなこお母さんはしばらく放っていたものの、途中で赤ちゃんが声を上げたのを機に仲裁に乗りだしました。争っている2匹を抱くように手をやると、ピタリと争いが止みます。お母さんの愛は絶大ですね。

 もう少しすると目も見えるようになり、赤ちゃん猫はさらに活発に動き回ることでしょう。お母さん猫のきなこさんも、目が離せなくなってくるかも?

<記事化協力>
エキゾのきなこさん

(咲村珠樹)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 「ケンカしちゃダメよ」おっぱいを争う赤ちゃんを仲裁する母猫の優しさ