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「ガンプラは、どんな自由な発想で作ったっていいんだ」。ガンプラのモデラーであれば、誰もが一度は聞いたことがある言葉だと思いますが、まるで大理石のような塗装を施した、美しいガンプラ作品がツイッターで注目を集めています。
使用したキットはジオン公国軍の水陸両用MS「ゾック」の旧キット。メインカラーであるグリーンを2色使用し、肩や脚部、特徴的なクチバシに引かれたゴールドのラインもかわいくておしゃれ。そのままインテリアとして飾っても違和感のない出来栄えです。
作品の制作を行ったのはツイッターユーザーなみおさん(@wavemomchan)。過去にはガンプラ作品の他、ガンダムヘッドのニット帽を編むなど、物作りにおいて多彩な才能を発揮しています。
「毎回ガンプラを作る時は、その閃きを大事にしています」と制作方針について語るなみおさん。今回の大理石塗装も、突然やってみたいと閃いたものなのだそう。
「作り始めるときには頭の中ではすでに完成していて、それに向かって作った感じです」とのことですが、思いついてすぐに形に出来る技術力に脱帽です。
完成までに要した期間は1か月強。ガンプラの旧キットは組み立てに接着剤を使用するので、しっかり乾燥させてからでないと次の工程に進むことが出来ません。また、なみおさんは塗装をベランダで行っているため、天候や寒さも影響し、なかなか作業が進まなかったと振り返っています。
とはいうものの、出来上がった作品は冒頭でも触れた通り、とてもプラスチックとは思えないほどの高級感。この大理石のような塗装はどのように行ったのかうかがうと、使用したものはなんと「ウエットティッシュ」。
引っ張って裂いたウエットティッシュを、キットに被せて塗装を行うと、マーブル模様のような仕上がりになるのだとか。そんな身近にあるものがこの大理石塗装の秘密とは驚きです。
そこへ磨きをかけ、ゴールドのライン塗装や、花や葉のシールを貼り付けると、まるで和陶器のような仕上がり。着物やお茶とも相性抜群なゾックが出来上がりました。作品の出来栄えにはなみおさんも大満足。「作っていてとても楽しかったです!」と感想を語りました。
作品には「オブジェとして飾っておきたいレベルです」「これはマ・クベも納得のクオリティ」「ゾックが古代の秘宝かなにかに見えてきた」と、絶賛の声が相次いで寄せられています。
<記事化協力>
なみおさん(@wavemomchan)
(山口弘剛)