段ボールで、川の流れを表現。
石に水の流れを見るという心の使い方は、突き詰めると、戦国武将とか戦艦が女体化したり、140文字での殴り合いで見えない敵と戦ったりするのと根っこは同じかも知れません。まあ、そんなことは捨て置きまして、猫に枯山水を適用するとこうなる、という動画を発見しましたので、謹んで紹介します。
段ボールの箱庭に、長短の段ボールを丸めて伸ばして詰め込んで。ちょっと目を細めて解像度を下げますと、あら不思議。枯山水に見えてくるではありませんか。隙間に詰め込んだ丸めた段ボールは、窪みに淀んで渦を作る流水の如く。2つの石の間には、隘路に注ぎ速さを増した小川の流れの如く。しかも、それらは猫の爪とぎとして見事に機能するという、猫的機能美も備えております。微妙に埋め切れなかった隙間は、ネズミのオモチャを詰め込んで、猫の好奇心を引き延ばせるギミックとしても活用されています。しかし、予想通りに動かないのは猫の本領。取り出したオモチャに夢中で、枯山水には興味を抱かなかったようであります。
とはいえ、枯山水ボードゲームだってあるんですから、「交換可能な、枯山水に見える猫用爪とぎユニット」があってもおかしくなく、海外で無駄に人気が出るような気もしますので、猫爪とぎ商品開発に従事される方は、ぜひ商品化をご検討ください。
[猫用枯山水 Cat Zen Garden/YouTube]
情報提供元: 猫ジャーナル