格闘技の殿堂、ここ後楽園ホールを埋め尽くす観客の前で、これから繰り広げられようとしておりますのは、おおおっとぉぉぉぉ、ゴングが、ゴングが鳴る前だというのに、ストンピングだぁぁ、執拗に、これでもかと繰り返す傍若無人ぶりは、さながら往年のタイガー・ジェット・シンでありましょうか。
ネコ・マスカラス vs テ・ナガザールの世紀の一戦、さっそくご覧ください。

ネコ・マスカラスは名前に反して寝技で応戦する一方、軽業師ナガザールはテーブルを巧みに使っての空中戦を展開。繰り返す、この波状攻撃、このポリリズム、あの反動が衝動が、もう12年前のこととはまったく驚きであり、光陰矢の如しであり、人生にも試合にも余計なことを言っているヒマはないと痛感するのであります。
さて、試合のほうはと言いますと、ネコ・マスカラスがリング外からのドロップキックでリング下へと蹴り落とされ、組んずほぐれつ大乱闘。テ・ナガザールはコーナーポストっぽいところから空中殺法を繰り出し、観客たちも目が離せない展開に。やんちゃな猿に手を焼いているようではありますが、本気を出さずに適度に応戦する様子は、余裕を感じさせる試合運びであります。ちなみに、後楽園ホールの客席数は約1400だそうです。月末に使える、猫と関係ないマメ知識としてご活用ください。
Gibbon VS Cat/YouTube]

情報提供元: 猫ジャーナル
記事名:「 猫vsテナガザルの異種格闘技戦、空中殺法で場外乱闘に