猫の非常用持ち出し袋に欠かせないもの5つ




ここでは、一時避難の際に必要な猫用の防災グッズを紹介します。



なお、避難が長期に及ぶ場合や猫の健康状態などによっては、これら以外にも必要なものが出てきます。必要に応じて追加しておきましょう。


1.キャリー用グッズ



猫を連れて移動する際には、キャリーバッグが必要です。非常時、避難中は予期せぬタイミングで逃げ出す危険もあるため、キャリーバッグとハーネス、リードは必ずセットにして使用しましょう。



平時は、逸走防止に洗濯ネットを使用するケースもありますが、避難生活が続く場合、洗濯ネットの中で生活させるわけにはいきません。一度入れたネットから出す際に逃げてしまう恐れもあるため、ハーネスとリードを検討してください。



キャリーバッグやハーネスは、猫の体に合ったサイズを選び、ふだんから練習して少しずつ慣らしておきましょう。


2.フード・飲み水



避難直後は、人間用も含めて支援物資がすぐ届くとは限りません。物流が停止することを踏まえて、最低でも1週間分以上を用意しておきましょう。フードは、防水タイプの密閉袋に小分けにしておくと安心です。



非常時には、緊張感から食欲が低下することが考えられるため、嗜好性の高いおやつも少量用意しておくと安心です。



また、飲用水は500ml入りのペットボトルで数本必要です。飼い主の飲用水を与える場合には、ミネラルの少ない天然水を選んで用意しておきましょう。


3.猫用トイレ用品



避難生活では、猫もトイレ環境が重要です。いつも通りに排泄できるようポータブルトイレと、いつもの猫砂を確保しておくようにしましょう。



ポータブルトイレの代わりに、段ボール箱に漏れ防止用のペットシーツを敷いて、その上にゴミ袋を二重にして被せれば即席の猫トイレが作れます。段ボールやゴミ袋は、ほかにも併用できるため人間用の非常用品に入れておいてもよいでしょう。



また、災害時は、使用済みの砂をすぐにゴミに出せないこともあるため、消臭袋も一緒に用意しておくと役立ちます。


4.バスタオル・ブランケット



バスタオルやブランケットは多目的に使えるため、複数枚用意しておきましょう。新品のものではなく、ふだん使いをして猫のニオイがついているものだと猫も安心できます。



汚れを拭きとったり、防寒に使用するだけでなく、キャリーバッグやケージを覆って目隠しにしたり、猫の近くに置いてあげることで緊張を緩和してあげることもできます。



ただし、冬用のブランケットは夏には暑くて使えないこともあります。可能であれば、夏用には冷感素材のものを用意しておきましょう。


5.猫の身元確認書類



非常事態のときには、パニックになった猫が行方不明になってしまうことがありますが、猫が保護されたときに、すぐに手元に戻すために欠かせないのが猫の身元確認書類です。



身元確認書類に必要なのは、猫の顔や全身の写真を複数枚とワクチン接種歴や既往歴、服用中の薬、マイクロチップ番号、飼い主の連絡先をまとめた情報です。ノートや小さな手帳に自作して、非常用持ち出し袋に入れておきましょう。



避難所では、猫の健康状態やワクチン接種の有無が確認されることがあるため、情報を一括しておくことで手続きがスムーズになります。


非常用持ち出し袋の保管方法




せっかく用意した防災グッズを、いざというとき本当に役立つものにするには、いくつかの注意点があります。



まずは、置き場です。使う機会がないものは、つい収納しがちになってしまうので、意識的に手の届く場所に置いておくことが必要です。また、災害時には建物が歪んだり家具などが散乱したりして取り出せなくなることも考えられます。備蓄品は、車の中や玄関、リビングなど家の中の複数個所に分散させておくのも有効です。



もちろん、非常用持ち出し袋を使う機会がないのは良いことですが、中に入れたものは時間とともに劣化することがあります。キャットフードにも期限がありますので、古くなる前にローリングストックを心がけましょう。また、猫砂やペットシーツなども湿気を含むと必要なときに使えなくなるため、定期的に入れ替えるようにしましょう。


まとめ




近年は、数年ごとに大きな自然災害が起こり、どの地域に住んでいても他人事ではなくなってきています。社会的にも、防災意識は高まる一方で、飼っているペットの防災に関しては飼い主が責任をもってやらなくてはいけない現状があります。



非常用持ち出し袋の中身をそろえる際には、逃げる瞬間だけでなく、猫を連れた「避難生活」という中長期的な視点も重要です。逸走の防止や避難中の衛生維持、行方不明時の捜索までを見据えておくとそれぞれに必要なものが思い浮かぶでしょう。



また、どれだけ完璧なセットを作ったとしても、それを使うときまでキチンと管理しておく必要があります。いざというときはいつか来ると考え、今日から、いまから、しっかりと準備をしていきましょう。



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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫の命を守る『非常用持ち出し袋』に欠かせないもの5つ 必要となる理由や災害時の使い道