猫が体勢を低くして『お尻をフリフリ』する理由3つ 狙いを定めているの?見かけたときの接し方も
猫が体勢を低くして『お尻をフリフリ』する理由は?
1. 獲物との距離やタイミングを測っているため
猫がお尻を左右にフリフリしながら体勢を低くしているのは、飛びかかる絶好のタイミングを見極めているからです。
本来猫は、一度のジャンプで獲物を仕留められるかどうかが重要でした。そのため、飛び出す前には体の重心を何度も微調整し、狙いを定める習性があります。お尻を振る動きも、その準備動作のひとつです。
筋肉に力をため込み、「今だ」という瞬間に最大限のパワーを発揮するための動きなのです。
猫じゃらしを見つめているときや、小さな虫を発見したときにこの行動が見られるなら、「狙いを定めている最中なんだな」と考えてよいでしょう。
2. 後ろ足に力をためてジャンプしやすくしているため
お尻をフリフリする理由は、ジャンプの勢いをつけるためです。
猫は後ろ足の筋肉がとても発達しており、ジャンプ力の源です。体を低く構えてお尻を揺らすことで、左右の足へ均等に体重を乗せ、踏み切りやすい姿勢を作っているのです。
この動作は、弓をいっぱいに引いてから矢を放つイメージに近いでしょう。十分に力をためるほど、勢いよく飛び出せます。
家の中では、おもちゃだけでなく、走り回る同居猫や飼い主の足を「獲物」に見立ててフリフリすることも珍しくありません。遊びの延長で見られることが多く、元気な証拠ともいえます。
3. 興奮や遊びへの期待が高まっているため
お尻をフリフリするのは、猫の気持ちが高ぶっているサインでもあります。
狩猟本能が刺激されると、猫の脳は「捕まえたい」という気持ちでいっぱいになります。そのワクワク感が体全体に表れ、しっぽや耳、お尻の動きとなって現れるのです。
お気に入りのおもちゃを取り出した瞬間や、窓の外で鳥を見つけたときに夢中になってフリフリしている姿を見たことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
もちろん、すべての猫がお尻を振るわけではありません。性格や年齢によって動きの大きさには個体差がありますが、「今は遊びモードなんだな」と受け止めてあげることが大切です。
猫の『お尻をフリフリ』を見かけたときの接し方
猫がお尻をフリフリしている最中は、できるだけ邪魔をしないことが基本です。集中しているところで急に抱き上げたり、大きな声を出したりすると、驚いてしまう場合があります。
もし相手がおもちゃなら、そのまま猫のペースで遊ばせてあげましょう。猫じゃらしを小刻みに動かしたり、ときどき止めたりすると、本物の獲物らしい動きになり、満足感も高まります。一方で、手や足をおもちゃ代わりにすると、飛びつくクセがつく恐れがあるため避けたいものです。
狩りの一連の流れを安全に楽しめる環境を用意してあげれば、運動不足やストレス解消にもつながります。フリフリは困ったクセではなく、猫らしい本能が表れた自然な行動として見守ってあげましょう。
まとめ
猫が体勢を低くしてお尻をフリフリするのは、「獲物との距離を測る」「ジャンプの力をためる」「遊びや狩猟への興奮が高まっている」という3つの理由が主に考えられます。
愛猫が真剣な表情でフリフリしていたら、その先にある「狙う・飛びつく・捕まえる」という本能的な行動を楽しんでいる証拠。
無理に止めるのではなく、安全なおもちゃを使って思い切り遊ばせてあげることで、猫も心身ともに満足しやすくなるでしょう。
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