猫が突然キレる「激怒症候群」になる2つの原因

1.脳の病気や異常

脳の中で、感情や行動をコントロールするための神経がうまく働かなくなることが原因のひとつであると考えられています。

たとえば、脳腫瘍なども原因の一つとされています。また、感情をつかさどるホルモンなども影響していると考えられています。

これは猫の性格が悪いわけではなく、本人の力ではどうにもできない体の不具合が、激しい怒りとして現れているのです。

2.遺伝的な要因

生まれ持った性質や血筋が関係している場合も。特定の猫種や特定の家系において、脳内の感情を落ち着かせる物質が作られにくかったり、興奮しやすい回路を持っていたりすることがあります。

この場合、子猫の時期を過ぎて大人に成長していく過程で、突然症状が出始めることが多いのが特徴です。

育て方が悪かったのではなく、あくまでその子が生まれ持った体質が原因であるため、まずはその性質を理解してあげることが大切になります。

猫の「激怒症候群」ってどんな状態?

激怒症候群は、別名「突発性攻撃行動」とも呼ばれます。

最大の特徴は、ついさっきまで喉を鳴らして甘えていたり、のんびり寝ていたりした猫が、前触れもなく牙を剥いて襲いかかってくる点です。

普通の怒りであれば、耳を伏せたり「シャー」と鳴いたりする警告がありますが、この病気ではその段階がなく、いきなり全開で攻撃してきます。

さらに不思議なのは、数分経って攻撃が終わると、猫自身が「何が起きたの?」という顔をして、普段の優しい姿に戻ってしまうことです。

愛猫が豹変したときの「正しい対処法」

もし愛猫が突然キレてしまったら、まずは飼い主自身の安全を確保することが最優先です。絶対にやってはいけないのは、大きな声で叱ったり、叩いてしつけようとしたりすることです。

興奮しているときに刺激を与えると、火に油を注ぐことになり、より状況がひどくなる恐れがあります。

猫が興奮している間は、すぐに別の部屋へ移動してドアを閉め、猫が一人で落ち着ける状況を作ってください。

手が届きそうなときは、厚手のバスタオルなどを被せて視界を遮り、その隙に距離をとるのが有効です。

病院へ行くタイミングと相談のコツ

一度でも激しい攻撃があったり、ケガをするような噛みつきが続いたりする場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

診察の際は、いつ、どこで、どんな状況のときに怒り出したかを詳しくメモしておくと診断の助けになります。

可能であれば、スマートフォンなどで攻撃が始まる直前から終わった後の様子までを動画に撮っておくと、獣医に状況が正確に伝わるでしょう。

脳の異常が原因であれば、お薬を飲むことで興奮を抑え、穏やかに過ごせるようになるケースも少なくありません。

まとめ

愛猫に突然襲われるとショックを受けますが、これは性格の問題ではなく「病気」です。自分を責めたり猫を嫌いになったりせず、まずは冷静になりましょう。

飼い主が落ち着いて適切な距離を保ち、専門家と一緒に向き合っていくことが、猫にとっても一番の安心につながります。お互いが安全に暮らせる道を探していきましょうね。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫が突然キレる『激怒症候群』とは?2つの原因から適切な対処法まで解説