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最悪な場合もあるので、絶対に食べさせないようにしてください。
夏祭りなどでおなじみの「とうもろこし」も、猫にとっては要注意な夏野菜です。とうもろこしそのものに強い毒性はありませんが、猫はとうもろこしの皮や芯をうまく消化することができません。
とくに芯を丸ごと飲み込んでしまうと、腸に詰まって緊急手術が必要になることもあるため注意が必要です。
「うちの子はコーン好きでよく食べたがる」という声もありますが、猫にとっては栄養的なメリットもほとんどありません。猫が食べたがっても人の食べ物をむやみにあげないことが大切です。
もしも猫にとって危険な野菜を誤って食べてしまったら、まずは落ち着いて、食べた量や時間を確認しましょう。そのうえで、できるだけ早く動物病院に相談して今わかっている多くの情報を伝えることが大切です。
状況がわからない場合であっても無理に吐かせたり、水を強引に飲ませるといった自己判断は、かえって悪化させてしまう危険があります。
「元気そうだから様子を見ようかな」と思っても、中毒症状は数時間〜数日後に出ることもあるため、早めの受診で猫の健康を守りましょう。
猫にとって安全な食材と危険な食材は、人の常識とは大きく異なります。猫を守るためには「これ、人は大丈夫だけど猫は?」という視点を持つことがとても大切です。
毎日の暮らしのなかで、うっかり誤食を防ぐには、「調理中に野菜を落とさない」「食卓に料理を放置しない」「猫がキッチンに立ち入らないようにする」など、シンプルな工夫でリスクを減らせます。
愛猫の健康と命を守るために、今一度キッチンと食卓まわりの安全を見直してみてくださいね。