猫が言っていそうな『飼い主さんへの文句』7選 猫が不満を持っていることを示すサインも
猫が飼い主に言いたい“7つの文句”
猫は見た目以上に感受性豊かな生き物。人間のちょっとした行動や環境の変化に敏感に反応し、それが不満やストレスに繋がることもあります。
「なぜか最近、機嫌が悪い気がする…」そんなときは、もしかしたら猫なりの“文句”があるのかもしれません。ここでは、猫が飼い主に対して心の中でつぶやいていそうな不満と、そのサインについて見ていきましょう。
1.いつも留守ばかり…「もうちょっと一緒にいてほしいニャ」
猫はマイペースな性格とはいえ、実はさみしがり屋な一面も。特に、甘えん坊の性格の子や飼い主との信頼関係が強い子ほど、長時間の留守番にはストレスを感じやすいです。
「最近あまりかまってくれないにゃ…」という気持ちから、帰宅後に不機嫌な態度をとったり、わざと物を落とすなどの行動を見せることも。こうしたときは、帰宅後にしっかりスキンシップをとることで、不満をやわらげてあげましょう。
2.ごはんが気に入らない…「このカリカリ、前のほうがよかったニャ」
猫の食へのこだわりはとても強く、ちょっとした味や香り、食感の違いで「これはイヤ!」と判断することも。突然フードを食べなくなったり、器の前でじっと見つめる行動は、「前のごはんのほうがよかったにゃ…」という無言の抗議かもしれません。
可能であれば、少しずつ別のフードを混ぜながら切り替えたり、温めて香りを立たせたりするなど、工夫してみてください。
3.なで方が雑すぎる!「もっとやさしくしてニャ!」
猫にとって触れられることはうれしいけれど、なでられたい場所やタイミングには好みがあります。たとえば、お腹やしっぽを触られるのを嫌がる子は多く、そこをしつこくなで続けると「やめてニャ!」という気持ちになってしまいます。
耳を倒したり、しっぽをピクピクさせるのは不快のサイン。猫の反応をよく観察しながら、そっと優しくふれあうのがポイントです。
4.トイレが汚い…「掃除、忘れてない?」
猫は非常にきれい好きな動物。トイレが少しでも汚れていたり、臭いが気になると、「ここではしたくないニャ」と感じてしまい、我慢したり他の場所で粗相をしてしまったりすることも。
こうした行動は、飼い主への「ちゃんと掃除してよ!」という抗議ともとれます。最低でも1日1回はトイレをチェックし、猫が快適に使えるよう清潔を保ちましょう。
5.かまいすぎもイヤ!「ひとりの時間もほしいニャ」
猫は愛情深い一方で、とても自立した生き物でもあります。可愛くてついかまいすぎてしまう飼い主さんも多いですが、「今は静かにしてほしいにゃ…」と思っているときもあるのです。
しっぽをバタバタさせたり、耳を伏せて視線をそらすのは「かまうな」サイン。そんなときは無理に接しようとせず、猫の気持ちを尊重してあげましょう。
6.突然の大きな音…「びっくりしたにゃ!やめてほしいニャ」
猫は音にとても敏感です。掃除機の音やドライヤー、ドアのバタンという音など、人間にとっては日常でも、猫にとっては脅威に感じられることがあります。
特に、突然の大きな音には驚きやストレスを感じ、「ここは安心できないニャ」と思ってしまうことも。なるべく静かな環境を保つよう意識し、音の出し方にも配慮してあげると、猫の不満はぐっと減ります。
7.体調の変化に気づいてほしい…「ちょっとつらいニャ」
猫は本能的に体調不良を隠す傾向がありますが、それでも行動の変化でサインを出していることがあります。たとえば、急に隠れることが増えた、元気がない、ごはんを食べない――そんなときは「つらいけど伝えられないニャ…」というSOSかも。
日頃から猫の様子をよく観察し、少しでも異変を感じたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。
猫の“文句”を見逃さないで…もっと仲良くなるヒント
猫は言葉で気持ちを伝えることはできませんが、体の動きやしぐさにはたくさんの感情が込められています。とくに、不満やストレスを感じているときには、独特の“サイン”を出していることがあります。
こうしたサインにいち早く気づいてあげることで、猫との信頼関係を深め、より良い関係を築くことができます。
猫が不満や怒りを表す代表的なサイン
猫が嫌だと感じたとき、言葉の代わりに体や行動でメッセージを伝えてきます。これを見逃してしまうと、猫との距離ができたり、ストレスがたまってしまう原因にもなります。
逆に言えば、このサインに気づき、理解しようとする姿勢こそが、猫と仲良くなる第一歩です。
- しっぽをバタバタと強く振る
- 耳を後ろや横に倒す
- 低い声で「ウー」や「シャー」と鳴く
- 体をそらせて後ずさりする
- 急に毛づくろいを始める(※転位行動)
- 目を細めたり、じっと見つめたりする
これらはすべて、猫からの「今はかまわないで」「その行動はイヤ」というメッセージです。無理に触れようとすると、さらにストレスを与えてしまうこともあるため、注意しましょう。
仲良くなるためのポイント
猫とより良い関係を築くためには、猫からのサインを尊重し、無理をしないことが何より大切です。
- 猫のペースや気持ちを尊重する
- 不満や怒りのサインを見たら、すぐに距離を取る
- ご褒美や優しい声かけで安心感を与える
- 遊びやスキンシップは、猫がリラックスしているときに行う
日常の小さな観察と気遣いが、猫の安心感と信頼につながります。猫の気持ちを読み取ろうとする姿勢が、自然とふたりの距離を縮めてくれるはずです。
まとめ
猫が見せる“文句”には、それぞれ理由があります。ふだんの態度や行動の変化を見逃さず、愛猫の気持ちに寄り添うことが大切です。
「わかってくれてうれしいニャ」と思ってもらえるような関係づくりが、猫との信頼を深める第一歩になります。
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