- 週間ランキング
だからこそ、猫はなにか要求があるときにも飼い主さんの顔に乗ります。
たとえば朝方にご飯が欲しくて飼い主さんを起こすときや、リビングでうたた寝している飼い主さんに遊んでもらいたいとき。猫は人間の顔が最も確実に起きる場所だと理解して選んで乗っている可能性があります。
猫には縄張り意識というものがあり、家の中でも自分のテリトリーを決めたりマークしたりしています。またクールな印象をもたれやすい猫ですが、実は独占欲があります。
個体差にもよりますが、独占欲の強い猫ですと、飼い主さんに自分のニオイをつけて「自分のものアピール」をします。
特に多頭飼いをしている家では、他の猫に飼い主さんを取られないように監視しているという説がささやかれています。
猫が顔の上に乗っている姿は、猫好きにとっては「至福の構図♡」かもしれませんが、注意すべきポイントもあります。猫が顔に乗ると、口元や鼻を塞がれやすいので、呼吸の妨げになりますし、アレルギーのリスクも懸念されます。
もし猫を顔からおろしたいときには、猫の体を手でそっと支えながら、横にスライドさせましょう。また、猫の体を少し浮かせているうちに自分が横にズレるように移動するのもよいですね。
その他、枕元にクッションや毛布など、やわらかいアイテムを用意しておくのもおすすめ。顔を少しずつじっくり傾けることで、横のファブリックに移動してくれますよ。
猫は信頼や好意のない相手の顔には乗りません。逆に言うと、愛猫が顔に乗ってくるのは「大好き」のサインです。
しかし一時的にはほほえましい姿でも、健康上メリットよりデメリットの方が多いもの。猫のキモチを傷つけないように、優しく受け止めつつ、上手に下ろしてあげてくださいね。