1.何となく視界に入る、たまに隠れる

まずは、「何となく視界に入る」、もしくは、「たまに姿を消す」距離感です。

生まれつき警戒心の強い猫は、飼い主さんに対して一定の距離を保とうとします。とりわけ、つらい過去を持っていると、その傾向が強く、飼い主さんとの距離感も離れがちです。

ある程度、おうち暮らしにもなじんでくると、離れた場所から飼い主さんの視界に入るところまで近づいてきます。それでも、警戒態勢は怠らず、いつだって逃げ出せるように、家具の上やキャットタワー、あるいは、物陰などの死角を好んで過ごします。

愛猫の姿はちゃんと確認できるけれど、自分からは寄って来ない―もともとツンが多めの可能性もありますが、飼い主さんとの信頼関係の点では、やや物足りないレベルです。通信簿風に言えば、愛猫からの評価は「がんばりましょう」。まだまだ改善が必要です。

猫はいったん心を許してくれると、まるで別猫に変貌したかのように、親密になってくれることもあります。飼い主さんは、愛猫の気持ちに寄り添ってフォローするように心がけてみてください。

2.手を伸ばせば愛猫に触れる

日頃の関わりを通じて、「この人、好きだな…」と愛猫が判断してくれたら、飼い主さんの手が届く範囲まで来てくれるようになります。

愛猫が手の届く範囲に座るのは、飼い主さんがそばにいてくれるだけで安心できている証拠です。たとえ積極的に甘えなくても、気持ちは十分に満たされています。愛猫のニーズを読み取ったうえで、飼い主さんが日々、適切に対応した成果です。

飼い主さんの視点で見ても、いつでも触れる場所に愛猫がいてくれるのは、何よりも幸せな状況でしょう。テレワーク中に、パソコンの前で愛猫にドカッと居座られても、かわいさのあまり、笑ってやり過ごせます。迎え入れたばかりのツンツンぶりが嘘のようです。

お互いの信頼関係が非常に良好で、愛猫も「よくできました」と褒めてくれています。まさに愛猫暮らしの醍醐味を余すことなく味わえるレベルです。この調子で愛猫とよりいっそう深い仲に発展していってください。

3.膝のうえで長居する

いろいろと紆余曲折はあっても、最終的に、愛猫が膝のうえなど、飼い主さんの身体のうえに乗るようになれば、もはや二人は「蜜月状態」です。愛猫からの信頼度は抜群で、揺るぎないものとして確立されています。

猫は、居心地の良い場所を見つけるのが本能的に上手で、いったんお気に入りになれば、入り浸るほど愛してくれます。特に、冬場の飼い主さんの膝のうえは大好物です。大好きな人の匂いとほどよい体温が溶け合って、最高の気分でくつろげます。

愛猫が飼い主さんの身体に密着したがるのは、甘えたいからであり、安心感に包まれたいからです。もっと言えば、甘えることを飼い主さんが許してくれるから。遠い野生時代には望んでも手に入らなかった状況です。

安心感をもたらしてくれる飼い主さんは、愛猫にとって、なくてはならない人です。もちろん、飼い主さんも同じ想いでしょう。底冷えする冬の夜、猫独特のぬくもりを通じて、愛猫のかけがえのなさ、果ては命の尊さにまで思い至ります。

たっぷりお膝タイムを楽しんだ愛猫の跡を今度チェックしてみてください。きっと「たいへんよくできました」のスタンプがキラキラ輝いているはずです。

まとめ

端的に言うと、飼い主さんの近くにいればいるほど、愛猫の親密度は高いと言えます。ただ、一定の距離を保って過ごすのを好む猫もいるので、離れているからと言って、必ずしも嫌われているわけではありません。

迎え入れ当初はよそよそしかった愛猫が、歳月を経て、晴れて膝のうえに乗ってくれると、思い入れの強い飼い主さんであればあるほど、感激で思わず涙してしまうかもしれません。

愛猫が飼い主さんに自分の身体を預けるのは、何よりも信頼関係が築けている証拠です。

手の届く範囲内に愛猫がいてくれる暮らしは、喜びも多く、幸せにあふれています。

もしいまだに愛猫との距離感が遠くて悩んでいる飼い主さんは、本文をヒントに、改めてお世話の仕方を見直してみてください。


■関連記事
猫がうちに来て"約2週間"…ついに迎えた『感動の瞬間』が素敵すぎると4万いいね「記念日だね」「おめでとう」と祝福の声が続出
くつろいでいた猫→空のビール箱を発見すると…思わず笑っちゃう"可愛すぎる展開"に「強奪してて笑ったw」「箱への執念がすごい」の声
帰宅したら窓辺でくつろぐ2匹の猫が…クラクションで『イタズラ』した結果→漫画みたいな反応が202万再生「顔がツボw」「たまらんw」
寝る前、飼い主が赤ちゃん猫とふれあった結果…あまりにも『癒されすぎる光景』が26万再生「かわいすぎ」「幸せな気持ちが伝わってくる」
猫は一緒に寝る人を選んでいる?人のそばで寝る理由、一緒に寝る方法と注意点
情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫は『今座っている位置』によっても心が読める!3つの位置別に見る猫のキモチ