『オリエンタル』ってどんな猫?エキゾチックな雰囲気のこの猫種の特徴や魅力をご紹介
大きな耳とスリムな体格、長い手足がクール!
「オリエンタル」はもともと、シャム猫(サイアミーズ)を元につくり出された品種です。シャム猫にブリティッシュショートヘアやロシアンブルー、アビシニアンを交配させた結果、1977年にCFA(世界最大級の愛猫団体)に猫種として正式公認されました。
「オリエンタル」には、起源であるシャム猫と共通するような身体的特徴があります。
まず目を引くのが、通常の猫と比べると、ひときわ大きな耳です。顔も体型もほっそりと引き締まっていて、まるで鍛えられたアスリートのよう。長い手足を含め、運動能力の高さを物語っています。
スポーティな体格が示すように、「オリエンタル」は遊び好きで、運動量が多いのも持ち味です。もし実際に飼うのであれば、遊べるだけの十分なスペースの確保と、毎日、10分程度のおもちゃ遊びを欠かさないようにしましょう。
毛色とパターンは150種類以上!
外見的な魅力で言えば、毛色とパターンの多彩さにも注目したいところです。チョコレート系をはじめ、ライラック系、白と黒が混ざったもの、黒猫といったように、実にさまざまな毛色とパターンがそろっています。その数は少なくとも150種類以上です。
「オリエンタル」の毛並みでよく例えられるのは、サテンのような触り心地というものです。エレガントな毛並みは、上質なしっとり感で輝いています。長毛猫と比べると、毛並みが短く、抜け毛が舞いにくいのもひとつの特長です。
余談ですが、当初は、ショートヘアのみが「オリエンタル」でしたが、のちにアメリカで誕生した長毛種も、現在では「オリエンタルロングヘア」として正式に認められています。
豊富な毛色とパターンがそろっているので、同じ「オリエンタル」でも、それぞれに違った「個性」を堪能できる猫種と言えます。
「犬」と評されるほどの人懐っこい性格!
性格面での「オリエンタル」は、スタイリッシュな見た目とは対照的に、非常に人懐っこく、甘えん坊な点が際立っています。人好きで、初めての来客も怖がらない性格は、まるで「犬」のようだと評されるほど。祖先であるシャム猫の血を色濃く引き継いでいます。
「オリエンタル」は、賢く、飼い主さん思いで、愛情深いのも特徴です。シャム猫と同じように、おしゃべりな一面もあるため、楽しい話し相手になってくれます。
肩や膝に乗るなど、普段から飼い主さんと仲良く過ごすのが大好きな反面、お留守番はちょっと苦手です。外出する際は、ストレスを溜めないように、飼い主さんは、事前の対策や適切なアフターフォローを欠かさないようにしましょう。
飼い方の基本としては、「毎日、しっかり遊んであげること」「スキンシップを欠かさないこと」「寂しい思いをさせないこと」などが挙げられます。前述した通り、寂しがり屋なところもあるので、外出時間が長い飼い主さんは、多頭飼いも検討してみてください。
まとめ
世界にはさまざまな猫種が存在しますが、「オリエンタル」は、どの猫にも引けを取らない「個性派」な猫種です。
今回は、「オリエンタル」の魅力や特徴について紹介しました。何と言っても、優美なルックスを誇りながら、人懐っこく、甘えん坊というギャップが最大の魅力かもしれません。
これから猫を飼いたいと考えているみなさんにとって、解説した内容が、何らかの参考になれば幸いです。
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