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多くの皮膚腫瘍や、乳腺腫瘍などが適応になります。特に皮膚腫瘍の一部では唯一の有効な治療法となることが多いです。
<化学療法・放射線療法>
主にリンパ腫などの全身性腫瘍に有効な治療法です。その他、外科手術後の補助療法としても実施されます。
癌には明確な予防法がないのが一般的ですが、乳腺腫瘍については早期の避妊手術(生後6ヵ月頃)で発生確率を大幅に減らすことができます。
小さな猫では、病気により下痢、嘔吐、食欲不振などになることで、血糖値が維持できなかったり、脱水を起こしたりするため、病気を問わず成猫より死亡リスクは高いと考えるべきです。
特に、FIPやパルボウイルス感染症は進行も早く、あっという間に体力を奪われ死に至ります。FIPは治療ができるようになってきたとはいえ、月齢が若い子は治療薬の効果が十分に発揮される前に亡くなってしまうことも多く、より厳格な治療管理が必要となります。
猫免疫不全ウイルス感染症や猫白血病ウイルス感染症でも、初期の症状で体力を消耗すれば死亡する可能性は考えられます。
猫の突然死で特に注意が必要な原因は、心臓病です。突然死の予兆として決まったものがあるわけではありませんが、一般的には以下のような様子があれば、一度病院を受診するとよいでしょう。
愛猫を病気から守るうえで重要なことは、猫は不調を表に出しにくい動物という認識をもち、定期的な健康診断や予防を実施することです。
前述した感染症などは、定期的なワクチン接種により感染を回避したり、室内飼育を徹底することで感染機会をなくしたりすることで対応できます。加えて環境消毒などもこまめに実施していただくと、さらに予防効果は高まります。
ノミ、ダニ等は室内飼育だと予防がおろそかになりがちですが、人間が持ち込むことも考えられますので、定期的な投薬をするのが良いでしょう。近年ではマダニから感染するSFTS(重症熱性血小板減少症)の感染により猫の死亡例の報告があり注意が必要です。
猫ではあまり認識されていませんが、フィラリアは猫にも感染し、心臓病や突然死の原因になりますので、こちらも定期的な予防を実施しましょう。
猫の場合は、元気がなくなってから病院に行って検査をすると、すでに病状が重度であることが多いため、そうなる前に定期的な健康診断で早期に病気を発見し、悪化を未然に防ぎましょう。