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負傷状態での保護から里親さん宅への巣立ちまでを記録した当動画は13万再生を達成するとともに、「良い里親さんに巡り会えて良かった」「幸せになって下さいね」との反響が寄せられています。
状態の悪い子猫が公園に捨てられている。保護猫活動家である動画投稿者ご夫妻のもとにそんな連絡が舞い込んだのは2023年6月のこと。事情を把握した投稿者さんは子猫の受け入れを決め、保護スペースの準備に着手したそう。
保護直後、子猫当時のすずめちゃん
保護当初の彼女は脱水症状に見舞われ、瞳は目やにで濁っていただけでなく、カラスの襲撃により、片耳の一部と尻尾の先端が欠損していたと語る投稿者さん。とくに尻尾は骨が露出しており、断尾手術も視野に入れざるを得ない状態だったといいますが……。
保護主さんからすずめちゃんを引き受けた投稿者さんは、獣医師指示のもと尻尾の手当を。傷口を消毒し、包帯の交換を続けたところ、ちぎれた尻尾の先端には新たな皮膚が。壊死の心配がなくなったことで、断尾手術を免れたのだとか。
投稿者ご夫妻に尻尾のケアをしてもらうすずめちゃん。安心した様子で身を委ねる姿が印象的なシーン
骨は再生した皮膚に覆われ、無事回復を。断尾せずに済んだのは、きっと手厚いケアのおかげです
同居猫さんたちとの交流を開始したのは、尻尾のけがが快方に向かい、体もふっくらとしてきたころのこと。茶トラ猫『ぷりん』ちゃんとは大の仲良しで、お互いを良き遊び相手とする両者は、いつも一緒に過ごしていたそう。
“保育園”では茶トラ猫・ぷりんちゃんとの出会いも
ふたりは大親友に
動画内にはおてんばな彼女の姿も
約半年間の“保育園”生活で人にも猫ちゃんにも愛情深い女の子に育ったすずめちゃん。そんな彼女にも里親さんとの素敵なご縁が。“卒園”は保護後187日目で、同居猫さんたちに見送られながらの門出となったそうです。
どんな猫ちゃんとも打ち解けられる素敵な女の子になりました
卒園当日、パパさんにお腹を撫でてもらうすずめちゃん。この後は同居猫さんたちに見送られながら里親さん宅へ
里親さん宅到着直後は緊張気味だったすずめちゃんも、トライアル期間を経て正式譲渡に。優しい里親さんと2匹の先住猫さんのもと、投稿者さんのケアによって温存された尻尾を立てながら、彼女はきょうも幸せな時間を過ごしていることでしょう。
里親さん宅には2匹のかわいい先住猫さんが
すずめちゃんの物語は、多くの視聴者を感動させました
負傷状態での保護から“卒園”までを記録したすすめちゃんの動画には、「怖くて辛い思いをした子だから きっと優しいんだね。助けて下さって心より感謝いたします。尻尾のケアご苦労様でした。優しい皆さんに出会えて良かったです。ありがとうございました。」「すずめちゃん、怪我の治療良く頑張ったね。みんなに優しく、好かれる性格だったからこそ先住猫さんたちとも仲良く暮らしているのだと思います。里親様、すずめちゃんを家族に迎えて下さりありがとうございました。すずめちゃん、ずっと幸せに」等の声が寄せられています。
人気YouTubeチャンネル『にこねこ【保護猫の保育園】』では、すずめちゃん同様、投稿者ご夫妻との出会いをきっかけに幸せを掴んだ猫ちゃんたちの動画が多数公開されています。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。