オス猫同士の相性

オス猫同士の相性は『去勢手術』を済ませているかどうかが大きく関わってくると考えられています。

去勢手術を済ませた猫やまだ未手術の猫などから様々な研究もされているようですが、未手術のオス猫同士の場合は繁殖のための争いによる不仲になってしまうことが多いようです。

逆に去勢手術を済ませたオス猫同士の相性は良好な場合が多いとされているようです。

当然のことながら元来の性格も関係してきますので、一概に『去勢手術を済ませていれば絶対大丈夫』と言えるわけではありませんが、険悪な雰囲気だった猫同士が手術をきっかけにお互いを『同居相手』として受け入れられた、という事例もあるのだそうです。

元々縄張り意識の強いオス猫同士は発情期がくると喧嘩が増える可能性も少なくありませんが、去勢手術をすることで『メス猫をめぐる喧嘩』をする理由がなくなり良好な関係を築きやすくなる、といったことのようです。

メス猫同士の相性

メス猫同士の相性はオス猫とはまた違った結果になることが多いとされています。オス猫同士は未去勢の場合喧嘩が多くなりがちですが、メス猫の場合はオス猫に比べて縄張り意識が薄いため避妊手術に関係なく『それなり』の関係を築くことができると言われています。

ただしメス猫同士は飼い主さんから見ると『理由がよく分からない意地悪』をしてしまう子もいるようですので、一度こじれてしまうと『顔を合わせるのもストレス』となってしまう可能性もあるでしょう。

因みに筆者宅の猫たちは3匹全員がメス猫かつ血縁関係のない子たちなのですが、そのうちの2匹は飼い主目線でも「この子たちはカップルなのか…?」と疑ってしまうほど仲良しです。

もう1匹の子も含めて全員仲良しではあるのですが、この『カップル疑惑』の子たちは我が家にきてから現在まで何をするのも一緒、といった具合に年齢を重ねるほどに仲良し度がアップしていますよ(笑)

オス猫・メス猫の相性

どちらも避妊・去勢手術が済んでいる場合は相性が良いとされている一方、双方が未手術または片方が未手術の場合は繁殖期になると攻撃的になりがちで相性はいまいち…という研究結果も多く見られる組み合わせのようです。

もちろん猫の性格にもよりますので必ずしも『相性が良い・悪い』とは言えないのですが、一番注意しなければならないのは『いつの間にか子猫が生まれてしまう』ことでしょう。

発情期を迎える月齢には個体差があるものの、未手術のまま一緒に過ごしていると子猫が生まれてしまう可能性は高くなります。

そのため飼い主さんの手に負えない数の子猫が生まれてしまう前に手術をしておくことも大切になってきます。

まとめ

猫同士の相性を調べると『オス同士は相性が良い』『オスとメスの相性が良い』という情報がたくさん出てくると思います。

ただしこれらは性別からくる猫の行動から見られる相性であり、そこに猫自身の性格が加わると『相性が悪い』とされる組み合わせのはずなのに「うちの子たちは仲良しなんだけど…?」なることも十分に有り得ます。

性別での相性も確かに関係はするのですが、猫を迎える時は情報だけを鵜呑みにせずトライアル等で実際の相性を飼い主さんがしっかりと見極める必要もあるでしょう。

筆者宅の猫たちも『それなりの関係』どころか『この上なく相性が良い』子たちばかりです。よく耳にする相性と真逆の結果になる可能性もありますので、先住猫が遠慮していないか、ストレスを抱えていないかどうかをしっかりとチェックするようにしてあげてくださいね。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫同士の相性は『性別』によっても違う!オス・メスの組み合わせ別相性度と注意点