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とくに子猫
家の中に新しいものが登場すると、猫は確認作業をしようと集まってきます。それがよほど重要なものでなければ、猫に「検品」をさせてあげることも必要です。
猫にとって未知のものは「怖いものかもしれない」物体なので、確認作業を容認して安心させてあげましょう。猫によっては検品作業ができないことにストレスを感じ、粗相をしてしまうこともあります。
なおどうしてもさわられたくないものであれば、猫の目にふれることがない部屋や場所に設置。猫の目線で「新しいもの」ではなく「もとからあるもの」と認識させてあげるとよいかもしれません。
新品といっても家具や雑貨など人間が使うものから、キャットタワーやベッドなど猫用のアイテムまでいろいろです。いずれの場合も「検品作業」をさせることは大切ですが、猫グッズの場合はその工程をより慎重に進めることをご存じですか?
理由は、最初に嫌なイメージをもってしまうと、猫はそのアイテムを使うことを毛嫌いするからです。たとえば最近流行の「ドライルーム」を購入したとしす。猫が検品作業を終えても、いきなり使用するのではなく、まずは部屋にそれがあることに見慣れることからはじめます。ドアを開けて入るのを待ってみたり、その中でおやつをあげるのも有効。「ここに入ると良いことが起きる」と認識させると、よりスムーズに猫が使ってくれるようになるでしょう。
かつて野生で暮らしていた猫は、敵や危険な場所から身を守るために、警戒心が備わっています。イエネコが主流である現代でもその名残があり、はじめて見るものに警戒心を抱くことが多いものです。
また新しいものに乗ったり入ったりする特性があるのは、自分のニオイをつけて安心したいからとも言われています。
これらのことを整理すると「猫は新品を好きか?苦手か?」と聞かれたら、猫が検品している時の状況に大きく左右されそうです。よって飼い主さん次第では「好きにもなれば苦手にもなる」のが正解なのかもしれませんね。