子猫をお迎えしたら…『1歳までにやるべきこと』リスト3選 何をいつまでにやればいい?
1.動物病院で健康診断を受ける
子猫をおうちに迎え入れたら、まずは健康診断を受けましょう。受診のタイミングは同居後、一週間ぐらい経って新しい暮らしにも慣れた頃がベストです。
成猫に比べると子猫は環境の変化やストレスに弱く、すぐに体調を崩します。初めての健康診断までの一週間は、子猫の様子をしっかりフォローすることが重要です。
食欲の有無をはじめ、目と鼻の汚れ、おしっこやうんちの状態、皮膚のツヤなど、注意深く観察し、異変があったら、ただちに動物病院へ連れていってください。
初回の健康診断では、身体検査や糞便検査などを行い、子猫の健康状態をチェックします。費用は、5000~1万円が基本相場です。さらにノミ・ダニ駆除、ワクチン接種も加えると、別途費用がかかることを頭に入れておきましょう。
2.ワクチン接種を済ませておく
ワクチン接種には数種類がありますが、子猫や完全室内猫の場合では、3種混合ワクチン(猫ウィルス性鼻気管炎、猫カリシウィルス感染症、猫汎白血球減少症)が一般的です。一定の間隔を開けたうえで、計3回の接種が推奨されています。
1回目の接種は、生後6~8週齢ぐらいがひとつの目安です。この時期は、母乳を通じて母親からもらった免疫(移行抗体)の効果が薄れ、子猫が最も病気にかかりやすくなります。深刻な病気から子猫を守るためにも、ワクチン接種が欠かせません。
2回目の接種は、1回目の2~4週間後、3回目は、その3~4週間後がおおよそのタイミングです。以降の接種は愛猫の状態を見極めながら、かかりつけの獣医師さんと相談したうえで決めてください。
ちなみに3種混合ワクチンの費用は、3000~5000円ぐらいが標準的な料金設定となっています。
3.去勢・避妊手術も選択肢のひとつ
子猫を迎え入れると、たびたび問題になるのは、去勢・避妊手術の判断です。ここでは、メリット、デメリットについて、参考程度に紹介しておきます。
去勢・避妊手術の主なメリットは、望まない妊娠・出産に加え、病気を未然に防げることです。雄の場合では、前立腺や精巣腫瘍などの病気、スプレー行為、脱走欲など、雌の場合は、乳腺腫瘍や子宮などの病気予防につながります。
デメリットは、雄雌ともに、手術の影響で食欲が増し、太りやすくなることです。さらに、麻酔にも一定のリスクがつきまといます。
去勢・手術のタイミングは、生後6ヵ月後ぐらいが理想的です。この前後で、雄雌、両方とも初めての発情期を迎えます。雄のケースでは手術のタイミングが遅れてしまうと、術後、攻撃性が残る可能性もあり、注意が必要です。
費用に関しては去勢・避妊ともに、10000~40000円の幅ぐらいになっています。もちろん動物病院によって料金設定は異なりますので、事前に問い合わせてみてください。
まとめ
子猫の成長は想像以上に早く、1歳になる頃までにはすっかり身体も大きく成長しています。今回の記事では、1歳を迎えるまでに済ませておきたいことして、「健康診断」「ワクチン接種」「去勢・避妊手術」の3つを紹介しました。
わからないことがあれば、前もって信頼できる動物病院に相談することが大切です。みなさんの子猫ちゃんが健やかに育つように願っております。
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