古いボイラーに向かって大声で鳴き続ける愛猫が、飼い主の命を救った!スペイン
一酸化炭素が室内に…!
スペインに住むDebbie Lushさんは、飼い猫に命を救われました。この賢い猫がマルベリャにあるアパートで、一酸化炭素中毒の危険が迫っていることを彼女に「警告」してくれたからです。
黒猫Cocoは、アパートのボイラーに向かってずっと鳴き続けていました。この数週間、頭痛に悩まされていたことに加え、愛猫の行動を不審に思ったDebbieさんは、「一酸化炭素検知器」を購入して調べてみました。
すると検知器がビービーと警告音を発するではありませんか。さっそく翌日に配管工に来てもらいました。彼はほこりを掃除機で吸い取り「きれいになったので、とくに問題はない」といって帰っていきました。
執拗に鳴き続ける猫
しかしその夜も、Cocoはボイラーに向かって大声で鳴き続けます。「これは普通ではない」と思った彼女は、念のため別の業者を呼ぶことにしました。
やってきた配管工は、壁の奥の空洞部分に穴が開いていて、ボイラーから室内に有毒ガスが漏れていることを発見しました。しかもこのボイラーは27年前の古いもので、これまで一度も部品が交換されずにゴムが劣化していたこともわかったのです。
さっそく修理をしてもらい、危険はなくなりました。ひどかった頭痛も消えて、気分がよくなったといいます。
「Cocoは危険に気づいていて、ボイラーを再検査してもらうまで決して鳴き止みませんでした。いまはすっかり落ち着いて、気持ちよさそうなゴロゴロ音をたてるだけです。猫がこんなに賢いなんて、信じられないわ。この猫がいなかったら、わたしは一酸化炭素中毒で死んでいたかもしれません」というDebbieさんです。
すべての住宅に検知器を
Debbieさんはこのできごとをきっかけに、「観光客向けのアパートを含む、スペインのすべての住宅に一酸化炭素検知器を設置することを義務づける法」を制定するよう政府に求めています。
「住宅を所有する人はみんな検知器を購入すべきです。毎年、このような事故で人が亡くなったという恐ろしい話を聞くからです」と話すDebbieさんです。
たしかにCocoのような賢い猫が、どの住宅にも必ずいるとは限りませんからね。
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