さみしいニャ…『孤独を感じている猫』3つのサイン 見られたらどう対処すればいい?
1.食欲の変化がある
人もストレスを感じると食生活が乱れることがありますが、猫も同様です。孤独や不安を感じている猫は、食欲が落ちたり、逆に過食になったりすることがあります。
とくに、これまで完食していた猫が「食事を残すようになった」「好きな食べ物に興味を示さなくなった」という場合は、孤独感やストレスが原因かもしれません。
対処法
猫が落ち着いて食べられる食事環境を整えることが重要です。
楽しみにしている食事時間が毎度異なると猫が不安を感じてしまうため、決まった時間に食事を与えるルーティンを作りましょう。
食事の時間が決まっているだけでも、猫の意識が変わって飼い主さんに過剰に依存することが少なくなってきます。忙しい方や難しい場合は、自動給餌器を活用することがおすすめです。
2.鳴くことが増える
孤独を感じている猫は、通常よりも頻繁に鳴くことがあります。
「ミャー」という高い鳴き声が長く続く場合や、家を出るときに鳴き声が激しくなるときは、飼い主さんの注意を引きたい思いがあり、猫が寂しさや不安を感じているサインであることが多いです。
対処法
毎日、短時間でも良いので、家を出る前にしっかりと遊んでストレスを解消してあげるようにしましょう。
また、飼い主の匂いがついた服やタオルを近くに置いておくと、猫が孤独感を感じにくくなります。猫おもちゃ、爪とぎ、カサカサ音の鳴るトンネルなどの猫がひとりで遊べる安全なアイテムを活用してみましょう。
3.破壊的な行動と落ち着かない様子
孤独を感じている猫は、ストレスによって家具を引っ掻いたり、物を壊したりすることが増える場合があります。
また、気持ちを落ち着かせようと過度なグルーミング(毛づくろい)を行い、毛が薄くなったり、皮膚にトラブルが起きてしまうことも少なくありません。
以前より猫が落ち着かない様子を見せる場合は、ストレスや孤独感を解消しようとしている可能性があります。
対処法
猫に穏やかに過ごしてもらうためには環境を見直すことが必要です。まずは、猫と遊ぶ時間を決め、メリハリのある生活で猫に安心感を与えてあげましょう。
環境改善には、キャットタワーやトンネルなどを使って猫の遊び場を充実させたり、定期的に新しいおもちゃを導入して興味を引くことも有効です。
猫の年齢や体格によっては遊ぶ時間が足りていないこともあるため、エネルギーを発散できる上下運動や猫の遊び方を工夫してストレスを軽減させてあげましょう。
まとめ
孤独を感じている猫への対処法は、基本的に「安心感を与えること」と「活動を増やすこと」です。
食欲の変化には環境の見直しを行い、鳴き声が増えたらしっかり遊んであげ、破壊的な行動やグルーミングが増えたらストレス発散できるように配慮してあげましょう。
猫が孤独を感じることは意外に多く、そのサインを見逃さず対処することが大切です。猫の心に寄り添い、健康的で幸せな日々を過ごさせてあげたいですね。
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