猫の最期を見守る『老猫ホーム』とは 特徴や利用方法など、知っておきたい3つのこと
1.「老猫ホーム」の特徴
「老猫ホーム」とは、年老いた猫を介護する施設です。
猫も高齢になると、足腰が弱り自分の力でトイレに行ったり、食事をしたりするのも辛くなることがあります。また、猫が認知症になり、飼い主さんが介護が大変だと感じることも。
飼い主さんが老猫を介護するのが困難な場合、飼い主さんに代わって老猫ホームで快適で安全に暮らせるようにしてあげることができます。
老猫ホームを利用することが無責任と感じてしまう飼い主さんもいるかもしれませんが、老猫ホームの利用は飼い主さんがしてあげられる面倒の見方のひとつでもあります。
老猫ホームで生活させてあげるほうが、猫にとって安全や快適につながる場合もあります。
2.「老猫ホーム」の利用方法
ジャンプしたり走ったりしない、元気がない、食欲がないなどは高齢の猫の特徴です。このような特徴がある場合は、今すぐではなくても老猫ホームの利用を検討してもいいと言われています。
老猫ホームによって入居の基準や条件があります。例えば、年齢は10歳以上のホームや、13歳以上のホームがあります。健康状態では他の入居猫にうつる感染症にかかっていると入所できない場合があるので確認が必要です。
老猫ホームを利用するまでの流れは、相談・見学・打ち合わせ(健康状態の確認や猫と面接など)・申込み・入金・入居となっているところが多いです。気になる老猫ホームを見つけたら、相談の予約を入れて訪問してみましょう。
3.「老猫ホーム」の利用料金
老猫ホームを利用するには利用料金が必要で、年間50万円ほどかかると考えておいた方が良いでしょう。
施設によって料金に違いはありますが、老猫を介護するための知識や設備、負担などが求められるため高額になると言われています。
月単位で利用できるところ、終身で預けられるところ、契約更新のタイミングなど老猫ホームによって異なるので必要な費用も異なります。終身で預けることができる老猫ホームでは、100万円以上必要になるでしょう。
また、猫がどれだけの介護が必要かなどでも金額が変わってきます。治療費も内容によっては別に必要になることがあります。
まとめ
今回は、猫の最期を見守る「老猫ホーム」について解説しました。
「老猫ホーム」は、老猫が快適で安全に暮らすための施設です。専門知識を持ったスタッフがいること、老猫が快適に過ごせるような設備になっていることなど安心できる場所です。
自宅で最期までという考え方もありますが、愛猫のために「老猫ホーム」の利用も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。
■関連記事
・食欲のない猫と犬に哺乳瓶でミルクをあげたら…思わず『赤ちゃん返り』する姿が可愛すぎると13万再生「破壊力が」「思わず笑った」の声
・猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している
・猫が飼い主を舐めてくる時の理由とその気持ち
・猫が「アオーン」と鳴く時の気持ち
・猫が口を半開きにする4つの理由