猫の『やんのかステップ』は“オラオラ”サイン?3つの意味と、見られたときの対処法
猫の『やんのかステップ』とは?
やんのかステップとは、猫が立ったまま、もしくは半分しゃがんだような姿勢で、前足をリズミカルに左右交互に踏みしめるのが特徴です。
ときには尻尾をピンと立てたり、耳を少し後ろに倒したりすることも。特に生後2〜3ヵ月の子猫によく見られますが、大人の猫でも見られることがあります。
『やんのかステップ』の3つの意味
猫が「やんのかステップ」を見せるとき、その背後には主に3つの意味があると言われています。
1.威嚇のサイン
猫の「やんのかステップ」が見られる最も典型的な場面は、他の猫や人間に対して少し警戒しているときです。「やんのかステップ」が”オラオラ”サインともいわれるのは、威嚇の意味をもっているためです。
耳を後ろに倒したり、毛を逆立てているときは、さらに警戒心が高まっている証拠ですので、無理に近づかず、そっとしておいてあげましょう。
2.要求のサイン
「やんのかステップ」が必ずしも威嚇だけの意味を持つわけではありません。ときには、猫が何かを要求しているサインとして見られることもあります。
例えば、遊んでほしいときや、ご飯をおねだりするときに、このステップを踏むことがあります。この場合、猫の目はキラキラとしていて、尻尾を振るような仕草を見せることもあります。
3.テンションが高いサイン
「やんのかステップ」は猫が興奮しているときや嬉しいときにも見られることがあります。特にお気に入りのおもちゃを見つけたときや、飼い主さんと楽しい遊びをしている最中に、このステップを披露することがあります。
これは「今、とっても楽しいよ!」という気持ちのあらわれで、猫にとってはポジティブな感情のサインです。
『やんのかステップ』を見たときの対処法
猫が「やんのかステップ」を見せるとき、その背後にはさまざまな気持ちや欲求が隠されています。では、そんな仕草を目にしたとき、飼い主さんはどのように対応すればよいのでしょうか?
以下では、3つの意味それぞれに対応した対処法を紹介します。
「威嚇のサイン」を見せているとき
もし猫が「やんのかステップ」を踏みながら、耳を伏せていたり、尻尾をピンと立てているような場合は、警戒心や威嚇のサインである可能性が高いです。このようなときは、無理に近づかないようにしましょう。
猫は自分のパーソナルスペースを大切にする動物ですので、少し距離を置いてあげることで安心感を与えることができます。猫の気持ちが落ち着くまで、静かに待ってあげるのが一番です。
「要求のサイン」を見せているとき
「やんのかステップ」がご飯や遊びを要求しているサインであれば、猫の目は活き活きとしていて、比較的リラックスした表情をしています。このようなときは、猫ちゃんの要求に応えてあげましょう。
例えば、お気に入りのおもちゃで一緒に遊んだり、ご飯やおやつを与えたりすることで、猫の欲求を満たし、満足させてあげることができます。
コミュニケーションの一環として、猫のリズムに合わせて対応してあげると良いでしょう。
「テンションが高いサイン」を見せているとき
猫が興奮していたり、嬉しさで「やんのかステップ」を見せているときは、遊び心いっぱいの瞬間です。この場合は、思いっきり遊んであげるのがベストです!
猫が好きなおもちゃや、追いかけっこができるようなアイテムを使って、猫のエネルギーを発散させてあげましょう。
また、遊びが終わった後は、ゆっくりと落ち着ける環境を整えてあげると、猫もリラックスできて良いですね。
まとめ
猫の「やんのかステップ」は、私たち飼い主にとっては少し謎めいていて、ときにはユーモラスに見える行動ですが、その背後には猫なりのさまざまな気持ちやサインが隠れています。
威嚇や警戒のサインとして見せることもあれば、何かを要求しているときや、嬉しさと興奮を伝えたいときに見られることもあります。
飼い主として、その小さなサインに気づき、寄り添ってあげることで、猫との生活がより楽しく、豊かなものになるでしょう。
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