猫にストレスを与えてしまう『環境要因』5選 あなたのお家は大丈夫?
1.見知らぬ人や動物の訪問
猫は非常に縄張り意識が強い動物であり、自分のテリトリーに対する他者の侵入には敏感です。
そのため見知らぬ人や動物が頻繁に訪れると、猫はその存在を脅威と感じ、ストレスを感じることがあります。
とくに知らない人や犬、他の動物が家に来ると、猫は不安を感じて隠れたり攻撃的になったりする様子が見られます。
頻繁に来客がある家庭は少ないかもしれませんが、もし家に訪問者が来るときは、猫が安心できる「避難場所」を用意してあげましょう。
また見知らぬ人が猫に近づく際には、急な動きや大きな音を立てないよう注意し、猫が自ら近づいてくるまで待ってもらうようにしてください。
2.家のレイアウトや家具の配置
猫は自分の居場所をしっかりと把握し、そこに安心感を持つ動物です。
そのため家のレイアウトや家具の配置が頻繁に変わると、猫は混乱し、ストレスを感じます。
とくに猫のお気に入りの隠れ場所や寝場所がなくなると、不安を感じることが多いです。
また家具の配置によって猫が自由に動き回れなかったり、日光浴ができない状況が生じると、それもストレスの原因となります。
模様替えを行うときは、猫の居心地の良いスペースを確保し、猫の動線や隠れ場所を考慮してあげてください。
3.騒音や振動
猫は非常に鋭敏な聴覚を持ち、騒音や振動に敏感です。
そのため家の中や家の付近で大きな音(たとえば掃除機の音や家電の動作音、改造車のエンジン音や工事の音)などが頻繁に聞こえると、猫はストレスを感じやすくなります。
また地震や雷のような自然現象も、猫によっては大きなストレス要因に…。
とはいえ飼い主がすべての騒音をコントロールできるわけではありません。
そのため騒音や振動から猫を守るために、比較的静かな場所を用意したり、場合によって音を遮断するような工夫をしてあげましょう。
4.コミュニケーション不足
猫は独立心が強い生き物ですが、それでも飼い主とのコミュニケーションは非常に大切にしています。
そのため飼い主との交流が少ないと、それが猫の孤独や不安を助長させ、ストレスの原因となることも…。
とくに日常的に話しかけたり、スキンシップを取る機会が減ると、猫は愛情不足を感じやすくなるので、多忙な人は要注意。
忙しくても、できれば毎日猫とコミュニケーションを取ってあげましょう。
ただし猫のペースに合わせるのも大切。猫がリラックスしている時に優しく話しかけたり、撫でたりしてあげて、猫に「気にしている」ことを伝えてあげてください。
5.不衛生な生活空間
猫は非常にきれい好きな動物であり、生活空間の清潔さが猫のストレスレベルに大きな影響を与えます。
不衛生な環境は猫にとって極めてストレスフルであり、健康にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。
たとえばトイレの清掃が行き届いていないと、猫はトイレを使うのを嫌がり、他の場所で排泄をしたり、排泄を我慢してしまったりすることがあります。
また食器や水飲み場が汚れていると、猫は飲食を避けるようになり、健康状態に悪影響を及ぼすことも…。
こういった状況を避けるには、猫が快適に過ごせるように、生活空間を常に清潔に保つことが重要です。
トイレは毎日清掃し、食器や水飲み場も毎回きれいにしてあげます。
また定期的に部屋の掃除を行い、ほこりやゴミを取り除いて、猫の健康を守ってあげましょう。
まとめ
猫にストレスを与える環境要因は多岐にわたりますが、主に今回紹介したような環境が、猫にストレスを与える大きな要因です。
飼い主はそういった環境にならないように注意を払い、猫にとって快適で安心できる環境を整えてあげる必要があります、
ストレスフリーな環境は、猫の健康と幸福を維持する鍵です。日常生活の中で意識をしながら、愛猫の健康的な生活を守ってあげましょう。
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