『気性が荒い猫』に見られる4つの特徴 一緒に幸せに暮らす際の注意事項も
「気性が荒い猫」の特徴4選
1.警戒心が強い
気性が荒い猫の中には、警戒心が異常に強いことが影響している場合があります。警戒心の強さは遺伝と環境の影響が大きいと言われているため、個体差があります。
また、保護猫など外での生活経験のある猫は生きていくために警戒心を強く持っている傾向にあります。室内飼いで性格が穏やかになる子もいれば、変わらず警戒心の強い子もいるのです。
警戒心の強さは、猫種にも関係があります。キジトラは野性のDNAが強いと言われているため、警戒心が強く懐くまでに時間がかかると言われています。
このように、飼い猫の持っている性質が原因で気性が荒くなっている可能性もあるので、育ってきた環境や性格などを振り返ってみるようにしましょう。
2.興奮しやすい
気性が荒くなる原因のひとつとして、興奮状態になっているという場合があります。おもちゃで遊んでいるうちにテンションが上がってしまい、飼い主や周囲のものにも攻撃してしまうことがあるのです。
飼い主を見て飛びかかって来たり、手や足を噛んだりしてくる場合は、遊んでほしいサインの可能性もあります。
猫には狩猟本能があるので、遊んでいるうちに攻撃的になってしまうのは仕方がないことです。対策として、攻撃的になってきたと感じたら遊びをやめてしまうようにしてみましょう。
飼い主に攻撃をすると、遊びが終わってしまうということを学習させるのです。また、手や足を使って猫と遊ぶこともやめるようにしましょう。猫が手足をおもちゃだと認識してしまうと、日常的に噛みついてくるようになってしまいます。
3.神経質な性格
猫の中には、音やニオイなどに敏感な性格の猫もいます。また、触れられることを嫌う猫は、撫でたり近づいたりするだけでも唸り声をあげたり威嚇してくる場合もあるのです。
無理に構おうとするとかえって警戒心を強めてしまい、ストレスの原因にもなります。飼い猫が何に対して反応するのかをよく観察し、適切な距離感を保つようにしましょう。
4.噛み癖がある
子猫時代から手や指を使って遊んでいたり、他の猫との交流が少ない場合、噛み癖がついてしまい飼い主が攻撃されてしまうことがあります。
気性が荒いというよりは、遊びの一環としてじゃれついている場合が多いのではないでしょうか。
猫は親や兄弟との関わりの中で噛む力の押さえ方を学びます。そのため、早い時期に親兄弟と離れた猫は、甘噛みの仕方がわからず本気で噛みついてしまうことがあるのです。
手や指で遊ぶのをやめ、根気よく噛み癖を治していくしかありません。
「気性が荒い猫」と幸せに暮らすために
猫の気性の荒さは、生まれ持った性質もありますが、育つ環境に影響されることも多いです。
猫は行動と結果をセットで学習する性質があります。構ってほしくて飼い主に噛みつき、相手をしてもらうことで「噛む=構ってもらえる」と覚えてしまうことがあります。
飼い主の気付かないところで攻撃と行動をセットで学習してしまった結果、気性が荒いと感じてしまうこともあるようです。
もともと生まれ持った警戒心の強さや神経質さがある場合は、猫を刺激しないように距離を保つことが重要です。家の中が安心して過ごせる場所であると示していく必要がありますが、性格なので変えるのは難しいかもしれません。
狩猟本能が刺激されて攻撃している場合は、引き際を見極めることが重要です。飼い猫がなぜ攻撃をしてくるのか、状況をよく見て判断するようにしましょう。
攻撃の原因が分かれば、事前に対策をすることができますよ。
まとめ
猫の気性の荒さは、性格や環境が大きく影響しています。
飼い猫が何に反応して攻撃をしてくるのか、冷静に観察するようにしましょう。
また、猫の生まれ持った性質は基本的に変わることはありません。警戒心の強さや神経質さなどは、長い間一緒に過ごしていてもなくならない場合もあります。
お迎えした猫がどのような性格の猫であっても、最期まで寄り添う覚悟を持つようにしてくださいね。
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