猫を迎える前にしておくべきこと




子猫でも成猫でも、新しい家庭に迎えられるときにはかなり緊張した状態になっています。これまでとは全く異なる環境に連れて来られた訳ですから、警戒し、不安な気持ちになるのは当然のことでしょう。



猫を迎え入れた初日に、飼い主さんが何をして何をしなかったかが、その後の愛猫との関係構築に大きな影響を与えます。初日の対応で「この人は怖い人だ」とか「ここにはいたくない」と思われたら、慣れてもらうまでに相当長い時間がかかることになるでしょう。



まずは、猫の緊張や恐怖心を和らげ、食事と睡眠を取らせることが最優先です。そのためには、しっかりとした事前準備が必要です。フード、食器、キャリーバッグ、寝床、トイレやおもちゃなどを揃えるのはもちろん、夜間救急も受け付けてくれる動物病院を見つけておくのも大切です。


猫を迎えた初日に「するべきこと」




猫を迎える準備が整ったら、あとは初日を迎えるだけですね。



まずは、猫を迎えた初日に「するべきこと」について確認しておきましょう。


落ち着かせる



まずしばらくは、猫を入れたキャリーバッグの扉を開けたまま室内に置き、少し離れた場所から静かに見守ります。



緊張してじっとしていた猫も、時間の経過とともに落ち着いてきて、しばらくするとケージの中を探り始めるかもしれません。開いている扉からそろりと出てきて、ケージの周りを探り始めるかもしれません。



初日から大胆に部屋中を探検する子もいるでしょうし、なかなか出てこようとしない子もいるでしょう。その子のペースでゆっくりと環境に馴染ませていくことが大切です。


食べさせる



きちんと食事をさせることも大切です。特に子猫は、半日程度何も食べない状態でいると、低血糖を起こして命に関わるような状態になることもあります。



自分から食べようとしない場合は、ぬるま湯でふやかしてニオイを引き立たせ、食べやすい状態にする等の工夫をしましょう。



猫は、一度にたくさんの量は食べません。1日に必要な量を数回に分けて食べさせましょう。また、今まで食べていたフードと同じものを用意しておくことも忘れないでください。


眠らせる



迎えたその日の夜は、緊張していつまでも鳴いているかもしれません。しかし、母猫や迎え入れた猫自身のニオイがついたブランケットなどを事前に用意しておき、できるだけ安眠できる環境を整えて、眠らせるようにしましょう。



猫は夜目が効きますが、真っ暗だと何も見えません。消灯するのではなく、常夜灯などで薄暗い状態にした方が、安心して眠ってくれるかもしれません。



また、人気がない方が安心して眠れる子や、見える範囲に人がいる方が安心できる子など、性格もさまざまです。



遠目から優しく見守りながらその子の性格や好みを判断し、適切に対応できるようにしましょう。


猫を迎えた初日に「すべきではないこと」




では、猫を迎えた初日に「すべきではないこと」には、どのようなことが該当するのでしょうか。


かまう



迎え入れた猫がどんなにかわいくても、迎えた初日から家族みんなで抱いたり撫でたりして離さないという状況を作ってはいけません。移動、環境の変化等で精神的にも肉体的にも疲れている猫にとって、まったく気が休まりません。



かまいすぎると、悪いイメージを抱かれたり警戒心を助長してしまう可能性もありますので、初日は最低限のケアだけを行い、できるだけそっとしておくようにしましょう。


驚かす



初めての環境、初めての人たちに囲まれて、猫はとても緊張しています。必要以上に触らないだけではなく、大きな音を立てたり、突然大きな動作をしたりといった行動も、猫を驚かせてしまうため控えましょう。



猫を落ち着かせるためには、飼い主さん自身も心を穏やかに保ち、できるだけゆったりとした喋り方や動き方をするように意識しましょう。



声をかけるときには、赤ちゃんに話しかける時のように優しく、少し高めの声を出すようにすると良いでしょう。


叱る



迎えた初日は、絶対に叱らないでください。恐怖心や警戒心を助長させるだけで、しつけには役に立ちません。



特にトイレの失敗で叱りつけてしまうと、「排泄行為そのものが悪いこと」だと勘違いしてしまい、トイレを我慢したり、隠れて排泄するようになることもあるので注意が必要です。



トイレ以外にも、家具に傷をつける、壁紙を剥がすといったことがあるかもしれません。しかし初日を含め猫が慣れてくるまでは、決して声を荒げて叱りつけないでください。


良い関係を築いていくために必要なこと




迎え入れたばかりの愛猫と良い関係性を作るために必要なのは、決して怖がらせないことと、愛猫に合わせた適切な対応をとることです。



怖がらせないために、大きな声やガサツな振る舞いをせず、感情的に叱りつけず、安心して身を隠せる猫専用のスペースを作りましょう。そして愛猫に適切に対応できるよう、よく観察し、理解する努力を続けましょう。



しばらくの間はできるだけ過剰なコミュニケーションを避け、新しい環境に馴染んでもらうことを優先します。そのためには、少し離れた場所から優しく見守り、必要に応じた最低限のサポートをしてあげましょう。



ただし、見守る際に愛猫の目を直接じっと見つめてはいけません。これは「敵意」があることのサインとなってしまい、怖がらせてしまうためです。さりげなく見守りながら、猫が自分から近づいてくるようになるのを根気よく待ちましょう。


まとめ




今回は、猫を迎えた初日に「するべきこと、すべきでないこと」について解説しました。



もし、猫を迎え入れた初日に「すべきではない」ことをしてしまうと、猫の警戒心や恐怖心を強めてしまい、慣れてもらうだけでもかなりの時間がかかってしまうようになるでしょう。



初日に「すべきこと」を迷わずに行えるよう、しっかりと準備を整えた上で猫を迎え入れましょう。



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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫を迎えた初日に『するべきこと、すべきでないこと』 良い関係を築いていくために