猫がいる部屋の『カーペット選び』6つのポイント 選ばないほうがいいタイプも紹介
猫に優しいカーペット選びの6つのポイント
猫と快適に暮らすためのカーペット選びには、いくつか以下のようなポイントがあります。愛猫にとっても飼い主にとっても、理想的なカーペットを選びましょう。
1.耐久性の高い素材を選ぶ
猫は爪とぎをしたり走り回ることがあるため、カーペットは高い耐久性があるものが求められます。
その点ナイロンやポリエステルなどの合成繊維は、天然繊維に比べて耐久性が高く、猫の爪や活発な動きに耐えやすくなります。
とくにナイロン製のカーペットは耐摩耗性に優れており、長期間使用してもボロボロになりにくいのが特徴です。
2.汚れにくく掃除しやすい素材を選ぶ
猫の毛や食べこぼし、ときには予期せぬ事故による汚れなど、カーペットはさまざまな汚れにさらされます。
そのため素材は汚れが付きにくく、掃除がしやすい素材を選ぶことがポイントです。
たとえばポリプロピレンやポリエステルといった合成繊維は、汚れを吸いにくく、丸洗いができるものだと非常に清掃がしやすくなります。
加えて防水加工が施されたカーペットは、日々のメンテナンスを楽にしてくれるでしょう。
3.猫の爪が引っかかりにくい織り方を選ぶ
猫の爪が引っかかりやすいカーペットは、猫にとっては使いにくく、カーペットの寿命も短くなるので避けましょう。
毛足のタイプは、ループパイルよりもカットパイルの方が猫の爪が引っかかりにくいため、おすすめです。
さらに短めのカットパイルは猫の爪とぎを抑制し、カーペットの損傷を最小限に抑えることができるでしょう。
4.静電気が起きにくい素材を選ぶ
静電気が発生しやすいカーペットは、猫にとってストレスの原因となり、また猫の毛を引き寄せてカーペットが汚れやすくなるので要注意です。
静電気防止加工が施された合成繊維のカーペット(ナイロンなど)が、猫のカーペットとしてはおすすめのアイテムといえます。
ウールなどの天然繊維は静電気を帯びにくいですが、耐久性に落ちる+高価であるので、積極的に取り入れる必要はないでしょう。
5.消臭・抗菌機能のあるカーペットを選ぶ
猫のトイレや食事の場所の近くにカーペットを敷く場合は、消臭・抗菌機能のあるカーペットを選びましょう。
こういった性能は猫のにおいや細菌の繁殖を抑制し、清潔で快適な空間を維持するのに役立ちます。
製品としては消臭・抗菌加工が施されたカーペットや、天然の消臭・抗菌効果のある素材(例:竹繊維)を含むカーペットなどがあります。
6.カーペットの色や柄を慎重に選ぶ
カーペットを選ぶときは、色やデザインも考慮しましょう。猫の毛の色に合わせてカーペットの色を選ぶことで、抜け毛が目立ちにくくなります。
たとえば、白猫や薄い被毛の猫がいる場合は、ベージュや薄いグレーなどの明るい色のカーペットがいいでしょう。
一方、黒猫や濃い被毛の猫がいる場合は、濃いグレーや茶色などの濃い色のカーペットがおすすめです。
またデザインが複雑なカーペットは、インテリアに馴染みにくいものの、猫の毛や小さな汚れを目立ちにくくします。
猫のカーペットに選ばない方がいいタイプは?
滑りやすい素材のカーペット
滑りやすい素材のカーペットは、猫が走ったり遊んだりする際に滑ってしまい、ケガをするリスクがあります。
そのため滑り止め加工が施されているカーペットを選び、フローリングに近い素材のカーペットなど、滑りやすいものはなるべく避けるようにしましょう。
毛足が長すぎるカーペット
毛足が長すぎるカーペットは猫の爪や足が絡まって、引っかかって抜けなくなったり、爪を折ってしまう危険性があります。
また毛足が長いと汚れや猫の毛が絡まりやすく、清潔を保つのも困難に。そのため、カーペットは毛足が短いタイプを選びましょう。
ジュート(黄麻)やシサル麻のカーペット
天然素材であるジュートやシサル麻は、リゾート風のデザインで人気がありますが、猫がいる家庭には向いていません。
これらの素材は猫の爪との相性が悪く、爪とぎで簡単に傷つきます。また繊維が粗いため、「チクチク感」を嫌がる猫もいるでしょう。
まとめ
猫の快適さを考慮すると、滑りにくく・毛足が短く・清掃がしやすく・静電気が帯びにくいといった性能を持つカーペットがおすすめです。
もし今後猫のためにカーペットを選ぶ機会があれば、ぜひ今回紹介したポイントを参考にして、猫に安全で快適なカーペットを選んであげて下さい。
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