Instagramに投稿されたのは、17年間もお外での生活を強いられてきた猫さんのお姿。過酷な状態で懸命に生きてきた猫さんが新たな家族に迎えられて穏やかに暮らす姿は、再生数42万回を突破し「どうか穏やかな日々が送れますように」「ご家族と温かく優しい時間を過ごせるのが本当によかった」と話題となっています。

約17年前に神社に現れた「ちはや」くん

今回ご紹介するのは、 Instagramに投稿されたおじいちゃん猫「ちはや」くんがご家族に迎えられるまでのお話です。

神社に現れたちはやくん

飼い主さんによると、ちはやくんは約17年前、突然神社に現れた猫さんだったそう。捨てられたのか逃げ出してきたのかはわからないそうですが、スコティッシュフォールドという猫種のため、元々は飼い主がいたと思われます。

酷い健康状態でした

そのあと別の人に拾われたようですが、その飼い主からも見捨てられてしまい、近所の方からご飯をもらいつつも17年間、ひとりぼっちで生きてきたのだそう。

17年間も1匹で…と、ちはやくんの状況に心苦しく思った優しい方が『リーフノット』さんという動物保護団体の方に連絡したことで保護されたといいます。

あまりにも過酷な状態で懸命に生きてきた奇跡の猫さん

保護されたちはやくん

ちはやくんの状態を病院で検査したところ、耳は聞こえず、慢性鼻炎や歯周病、腎臓病による脱水や貧血、心臓疾患を患っていたのだとか。

さらにはスコティッシュフォールドの多くが発症しがちな遺伝性疾患の骨軟骨異形成症も抱えており、身体中の骨や軟骨の変形による激痛に耐えて生きてきたのだとわかる状態だったそう。飼い主さんによると、この状態は「欧米では安楽死が勧められるレベルの重症」とのこと。

施設の方にご飯をもらうちはやくん

この状態で生き続けさせるのはこの子にとって本当に幸せなのだろうか…と悩むこともあったという飼い主さん。

とうとう新たなご家族の元へ!

しかし、過酷な環境を生き延び、救いの手が差し伸べられたちはやくんを家族として迎え、これからは穏やかに暮らせるよう最善を尽くそうと決心したのだと仰っていました。

新たなお家で穏やかな日々を過ごすちはやくん

17年間も野良猫生活を送ってきたちはやくんは当然のことながら、とても警戒心が強く、人間に対しても臆病な様子を見せるといいます。

警戒心が強いちはやくん

猫パンチで威嚇することも

しかし、手からちゅーるを食べてくれるようになったり、お風呂も嫌々ながら入ってくれたりと少しずつ家猫としての生活に慣れているようです。

手からちゅーるは食べてくれるようになりました!

嫌々ながらもお風呂にも入ってくれます

今では触れるようになったというちはやくん。調子に乗ると威嚇されてしまうようですが、他の猫さんたちとも上手く暮らしているようで、今は穏やかな日常を過ごしています。

撫でさせてくれるようにもなりました

現在闘病中であり懸命に今を生きているちはやくん。そんなちはやくんのこれまでの猫生をまとめた動画は、再生数42万回を超え「どうか穏やかな日々が送れますように」「ご家族と温かく優しい時間を過ごせるのが本当によかった」「残りの猫生、少しでも痛みや苦しみが少なく過ごせます様に」といった応援コメントが寄せられました。

Instagramアカウント『susan』さまでは、その後も穏やかにのんびりと暮らすちはやくんの姿はもちろん、他の2匹の元保護猫さんの日常も垣間見ることができます。その後のちはやくんの様子が気になる方は、是非覗きに行ってみてはいかがでしょう。

ちはやくん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!

写真・動画提供: Instagramアカウント「susan」さま
執筆:しおり
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 『17年間も外生活を強いられた猫』が保護された結果…その後の光景に涙があふれでると42万9000再生「胸がつまる思い」「幸せに」