愛猫の『寝姿』からわかる、あなたへの信頼度 5つのタイプ別に猫のキモチを解説
1.丸くなって眠る
猫がクルっと丸まって眠る姿は、よく目にする寝姿なのではないでしょうか。
「アンモニャイト」とも呼ばれるこの姿は、いかにも猫らしい寝姿ではありますが、急所であるお腹を隠しているため、若干緊張感を持って眠っているときの寝姿といえます。
とはいえ、丸くなる姿勢はお腹こそ隠していますが、前足も後ろ脚も地面に付けていないため、すぐに逃げる必要がないと判断していることがうかがえます。
そのため、丸くなって眠る猫はリラックスした状態といえるでしょう。
そのほか、寒さを感じて体から熱が逃げていかないように丸まって眠っている可能性も考えられます。
寒い時期に猫が丸くなって寝ている場合は、快適に過ごせるように室温を調整したり寝床を暖かくしてあげると良いでしょう。
2.香箱座りで眠る
香箱座りをしている猫は、四肢を体の下に折りたたんでいるためすぐに立ち上がることができません。
そのため、周囲に敵がいないことや、何かあったときにすぐに逃げ出す必要がないことを認識しており、安心している状態であることがわかります。
ただ、寒さを感じていたり体調がすぐれないときにも、体温を保持しようと香箱座りで眠る場合もあります。
普段とは異なる様子で何かに耐えるように香箱座りで眠っている場合は、体調が悪いサインかもしれませんので、ほかに気になる症状がないか見極めて、動物病院を受診するようにしましょう。
3.へそ天で眠る
「へそ天」とはお腹を丸出しにした仰向けの姿を指します。
猫がへそ天で眠っていた場合、飼い主さんのことを信頼し完全にリラックスした状態といえます。
急所であるお腹を丸出しにしているということは「外敵に襲われる心配がない」と猫が判断している証拠です。
ただし、まれに暑さのあまり、お腹を出して体の熱を逃がそうとへそ天になっている場合もありますので注意が必要です。
特に夏場は熱中症のリスクが高まりますので、猫がへそ天姿で暑そうにしている場合は、室温を確認して適切な温度に調整してあげてください。
4.顔の近くで眠る
猫が飼い主さんと一緒に眠るのは、相当飼い主さんのことを信頼している証です。
猫によって好みの寝場所があると思いますが、寝る場所が顔に近くなればなるほど信頼度が高いといわれています。
猫にとって「寝る」という行為は、もっとも無防備な状態になる瞬間でもあります。
そのため、信頼できる飼い主さんがそばにいてくれるというだけで、猫は安心することができるのでしょう。
5.お尻を向けて眠る
猫が飼い主さんにお尻を向けて寝ていると「何か不満があるのではないか」と感じてしまいますよね。
しかし、猫がお尻を向けて寝るのは、飼い主さんのことを心から信頼している証なのです。
敵に背中を見せると背後から襲われてしまう可能性もあるので、信頼できない相手に絶対に背中を向けることはありません。
そのため、猫が飼い主さんに背中を向けて眠るということは「飼い主さんは絶対に嫌がることをしない人」と猫が認識しており、安心できる場所と感じている証拠でもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、猫の寝姿でわかる「飼い主さんへの信頼度」についてご紹介いたしました。
お腹を丸出しにして眠ったり飼い主さんを母猫のように慕って安心しきって眠ったりと、寝姿から猫がどのくらい飼い主さんを信頼しているのか知ることができます。
とはいえ、飼い主さんの近くで眠らない猫が、必ずしも飼い主さんのことを信頼していないわけではありません。
猫の性格によっては、飼い主さんのことを信頼していても1匹で眠るのが好きな猫もいます。
そのため、猫がリラックスして眠れる環境を維持してあげることで、飼い主さんの愛情を感じることができるでしょう。
愛猫が幸せそうにぐっすりと眠っている姿は、言葉にならないほど愛おしいものです。
愛猫と過ごす愛おしい時間を大切にして、かけがえのない時間を過ごしてくださいね。
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