意外と知らない、猫の『ベストなおやつタイミング』3選 1日何回までOK?寝る前はやめたほうがいい?
ベストなおやつタイミング3選
1.苦手なことを頑張っているとき
一般的に、猫がイヤがることといえば、動物病院や爪のお手入れではないでしょうか?
健康を維持するためには必要なことですが、猫はどうしても怖い印象を抱きがちです。
少しでも印象をプラスにするために、おやつをあげて「頑張ったご褒美としてもらえる!」と猫にインプットさせてあげましょう。
爪切りの場合は、全部切り終わった後よりは、数本切ったらおやつをあげるという繰り返しがオススメです。
動物病院の診察の待ち時間も、猫にとっては耐え難い時間です。
病院のスタッフさんに、おやつをあげてよいか確認する必要がありますが、許可された場合は、気持ちを落ち着かせるために取り入れてみましょう。
2.運動のきっかけをつくりたいとき
成猫になって落ち着いてくると、自然と運動量が減ってくるかもしれません。
そんなときは、遊び方に工夫を凝らして、おやつで誘導してみるとよいでしょう。
例えば「おもちゃを投げて取ってきてくれたら、おやつを1粒あげる」といった作戦は、狩り感覚を与えられ、モチベーション維持に役立ちます。
最近では「おやつボール」と呼ばれる、ボールの中のおやつを工夫して取り出す知育玩具もバリエーション豊富です。
運動量を増やせるだけではなく、ストレス緩和にも役立ちますので、ぜひ検討してみてください。
3.食欲を促進させたいとき
食欲不振のときこそ、おやつの出番です。
普段のごはんである「総合栄養食」は食べられなくとも、おやつをトッピングすることで、食欲が湧く可能性が高まります。
似たケースとしては、お薬を飲んでくれないときにも、ペースト状のおやつと混ぜて服用させると効果的でしょう。
このように、おやつを補助的なタイミングで活用するのは有効ですが、おやつなしでは食べてくれないといった状態が続くようであれば、注意してください。
偏食になってしまうのも理由のひとつですが、体調になにか問題が発生している可能性もあるため、必要に応じて動物病院を受診しましょう。
おやつをあげる量や回数、時間帯はどうすればいい?
おやつをあげる量は、1日に摂取するカロリーの10%程度が望ましいと言われています。
カロリーが守れていれば、1日の回数制限にこだわる必要がないといった声もありますが、おおよそ「2〜3回」を目安にするとよいでしょう。
食前にあげてしまうと、主食のごはんが食べられなくなるケースもあるため、食後か食間にしてください。
人と違って猫は夜行性であることから、寝る前は食べさせない方がいいというワケではありません。
しかし、たくさん食べるのが癖にならないよう、量には配慮する必要があります。
猫が喜んでくれるので、ついついたくさんおやつをあげたくなるかもしれません。
しかし、気持ちをぐっとこらえ「おやつ=あくまでも補助的な役割を担うもの」と意識して対応しましょう。
まとめ
猫にとって、おやつタイムは至福のときです。
普段何気なくあげているかもしれませんが、タイミングが掴めれば、ますますおやつタイムのメリットが増えることでしょう。
ご褒美をあげたい、運動を後押ししたい、食欲を促したいときこそが、ベストなタイミングです。
おやつをあげる時間帯は、寝る前に少しの量をあげる程度であればよいですが、食前は避けてください。
今後、さらにおやつの活用の幅を広げ、楽しみながら猫の健康をサポートしてあげましょう。
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