『丸まっている猫』4つのパターン別にわかる今のキモチ いいとき・悪いとき、両方の意味が
1.アンモニャイト:寒い時
猫が球形に完全に丸まって寝そべる姿勢は、体温の損失を防ぐためによく見られる姿勢です。その形状が「アンモナイト」の化石に似ていることから「アンモニャイト」と呼ばれることも。
しっぽを体の周りに巻き付けて足や顔を覆い、外気にさらされる表面積を減らします。これにより体内の熱が逃げにくくなります。
猫が前足や後足を体の下にしっかりと収める姿勢も、寒さ対策としてよく見られます。この姿勢は特に床が冷たい場合に効果的で、足の裏からの熱損失を防ぎます。
2.香箱座り:リラックスしている時
香箱座りでは、猫が前足を完全に体の下に折りたたみ、足の裏が見えなくなるほどきれいに収まります。体は正方形または長方形の形をして見え、非常に整った印象を与えます。
この姿勢は、リラックスした状態であり、周囲に対して警戒心が低いことを示しています。リラックスしているが、完全に眠るまでの段階ではないため、何か異変があればすぐに立ち上がって対応できる準備ができています。
3.小さく丸くなる:痛みや不快感がある時
体調が悪い時や痛みを感じている時にも、猫は身を丸めることがあります。これは身体を守る本能的な行動であり、不快感を和らげようとしている可能性があります。
特に腹部に違和感がある場合、身を守るためにこのような姿勢をとることがあります。
4.縮こまって見える:ストレスを感じている時
猫が背中を大きく丸めて毛を逆立てる姿は、自分を大きく見せて威嚇するための行動です。これは、相手に対して自分は怖がっているが、必要ならば自己防衛もできるというメッセージを送っています。
また、ストレスが高い状況では、猫は身を小さくうずくまるか、家具の下や箱の中などの隠れ場所を探して身を隠します。これにより、直接的な脅威から逃れようとしています。
まとめ
猫の姿勢はその気持ちや体調をあらわす重要な指標です。寒い時は「アンモニャイト」と呼ばれる球形に丸まって体温を保持します。リラックス時には「香箱座り」で前足を体の下に折りたたみます。
痛みや不快感がある時は体を小さく丸め、ストレスを感じると背中を丸めて毛を逆立て、威嚇する姿勢を取ることがあります。
猫の姿勢はさまざまな気持ちをあらわすバロメーターとなっているんですね。
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