使わないほうがいい『NGな猫トイレ』3選 起こり得る健康トラブルもあわせて紹介
使わないほうがいい「NGな猫トイレ」
猫にとってトイレはとても重要です。自分に合ったトイレでないと使ってくれないだけでなく、他の場所で粗相をしてしまうことも。また、健康トラブルを起こしてしまう原因にもなってしまいます。
そこで今回は、使わないほうがいい「NGな猫トイレ」について解説します。今一度、愛猫のトイレ問題について考察してみましょう。
1.狭すぎる猫トイレ
体のサイズに見合っていない小さい猫トイレは、猫にも飼い主さんにとっても避けたほうがいい猫トイレです。
猫がトイレの中に入ったときにスペースが狭すぎると、落ち着いて用を足すことができず、排泄に失敗してトイレの外を汚してしまうことがあります。
広いトイレに越したことはないですが、猫の体長よりも1.5倍以上の大きさのトイレが理想です。
2.深すぎる猫トイレ
ジャンプしなければ入れないような深さのある猫トイレは、使い続けるのが難しい場合があります。
猫によって好みが大きく分かれることもあるため、せっかく新調してもトイレに入ってくれないこともあるでしょう。
猫が体調不良を起こしたとき、足の筋力が弱まる高齢の猫は、トイレに入ること自体が難しくなる場合があるため注意が必要です。
トイレの形状を変更すること自体、猫にとってはストレスになり得ます。若いうちは良くてもいつか使いづらくなるような形状であれば、最初から使いやすい形状のトイレを選択した方が良いでしょう。
3.通気性の悪い猫トイレ
フタや扉で密閉するタイプの猫トイレは、使い方によって健康トラブルの原因となる場合があります。
飼い主側からするとニオイ漏れを防ぎ、砂の飛び散りを抑えることができますが、通気性が悪いと菌が増殖して不衛生です。
猫は綺麗好きな動物なので、ニオイがこもる不衛生なトイレだと、トイレに行くこと自体を我慢してしまう可能性もあります。
「NGな猫トイレ」で起こり得る健康トラブル
猫に合わないトイレを使うことで次のような健康トラブルを招いてしまうことがあります。
感染症
猫がトイレに強い不満を抱いている場合、ストレスによって病気を引き起こすことがあります。
免疫力が低下したり免疫のバランスが崩れたりすることでウイルスや細菌などの感染症にかかりやすくなります。
不衛生なトイレの場合は、細菌性膀胱炎などの感染症リスクも高めてしまうかもしれません。
泌尿器系のトラブル
猫がなりやすい病気のひとつに「特発性膀胱炎」があります。原因の特定は難しい病気ですが、多くの場合ストレスによって引き起こされるといわれています。
主な症状には血尿と頻尿、猫によってはグルーミングが多く見られるようになり、一度引き起こすと再発もしやすい病気です。
猫がトイレ環境にストレスを感じていると、トイレに行くのを我慢することや飲水量が減ることもあるでしょう。尿路結石や腎臓病などに影響を与え、泌尿器系の健康トラブルにつながる場合があります。
まとめ
猫がトイレに不満を感じると、ストレスによって問題行動や病気などの健康トラブルを起こす可能性があります。
愛猫に使わないほうがいいトイレは、「小さいトイレ」「入りにくいトイレ」「清潔な状態を保ちにくい」猫トイレです。また、形状だけでなく猫の数より1〜2個多くトイレを設置することも大切です。
猫トイレを選ぶ際は、猫が使いやすく飼い主さんのお手入れのしやすさなどを考慮して決めましょう。ストレスフリーな猫トイレで愛猫の健康を守ってあげたいですね。
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