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BCS2…やや痩せ
BCS3…理想体型
BCS4…やや肥満
BCS5…肥満
BCSの判断の方法ですが、肋骨のあたりを触ったときに脂肪がどれくらいついているか、つまり、肋骨がゴツゴツとはっきりと感じられればBCS1となり、脂肪が多く肋骨に触れなければBCS5となります。
また、見た目では、上から見たときに腰の部分にくびれがあるかどうかで判断します。くびれが深く落ちこんでいるとBCS1、くびれが全くないとBCS5です。ベストなのはBCS3で、背中や脇に触れると肋骨がわかる程度だといいます。
一般的な成猫の平均体重は、3.5~4.5㎏ほどです。もちろん、猫種の差や性別によっても差があり、オスの方が重い傾向にあります。それぞれの体格の個体差もあることなので、あくまでも目安です。
平均体重を超えてしまうと肥満なのでは、と心配になりますが、もともと体の大きい猫ではそうとも言い切れません。大型の猫種のオスでは、6~8㎏でも標準だそうです。
そのため、体重だけではなく、BCSと合わせて判断することが大切になります。
猫を体重計にのせようと思っても、すぐに逃げてしまったり、じっとしていないのではかりにくいですよね。
猫の体重をはかるときには、飼い主さんが抱っこして体重計にのるのが簡単です。飼い主さんと猫を合せた体重を測定した後に、飼い主さんの体重を引くと猫の体重がわかります。
もっと細かく正確な体重を知りたい、と言う場合には、ペット用の体重計を利用してみてはいかがでしょうか。キャリーに入れたまま計測できるものもあります。
おねだりされて、ついついおやつを与えすぎてしまう…それは肥満につながってしまいます。おやつや食事の量には気をつけ、カロリーオーバーにならないようにしましょう。
肥満を予防するためには、適度な運動も必要です。キャットタワーなどで上下運動ができるようにしてあげたり、飼い主さんがおもちゃで遊んであげて下さい。運動することでストレス発散にもなりますし、飼い主さんと一緒に遊ぶことはよいコミュニケーションにもなります。
反対に、痩せすぎもよくありません。フードは適正な量を与えるようにしましょう。基本的には、フードのパッケージに記載されている量を与えます。
ただし、食が細い猫や運動量が多い猫は痩せやすくなるため、高カロリーのフードに替えたり、量を増やしてもいいでしょう。
また、食欲がなかったり、しっかり食べているのに痩せてくる場合は、病気が隠れている可能性があります。気になることがあれば、動物病院で相談しましょう。
被毛に覆われている猫は、見た目では体型がわかりにくいことがあります。そのため、定期的に体重をはかったり体に触れたりして、愛猫の体に変化がないかを常に気にかけておくようにしましょう。体重が増えすぎると病気につながる恐れがあるため、食事の管理が重要です。
逆に、急に痩せてきたような場合も、体調を崩しているかもしれません。
このように、愛猫の適正体重や体型を知ることは、猫の健康を守るために、とても大切なのです。