猫が飼い主さんに『甘噛み』をしてくる3つの理由 痛くはなくてもやめさせたほうが得策
1.愛情表現・甘えたい
愛猫と遊んでいるときやスキンシップ中に甘噛みされた経験はありませんか?これは、子猫と母親や兄弟間で見られる行動で、愛情表現、または甘えたいという気持ちをあらわします。
この行動を飼い主さんに対しておこなうのは、飼い主さんを母猫のように慕っていて、甘えているからだと考えられます。
飼い猫の場合は、大人になっても飼い主さんへの愛情表現として甘噛みをしてくる場合がありますが、噛み癖につながる可能性がありますので、しっかりとした対策が求められるでしょう。
2.もっと遊びたい
猫は遊び足りない、かまってほしいというときに甘噛みをすることがあります。これは飼い主さんに「遊ぼう!」というアピールをしているのです。
飼い主さんに遊んでほしくて、あの手この手でアピールしているのに気付いてもらえなかったときに噛みついてしまう猫が多いようです。
また猫にとって遊びは狩りです。遊び足りないと狩猟本能を満たすことができずストレスになり、甘噛みの原因になることも。
甘噛み防止のためには、5〜10分でもいいので毎日遊ぶようにしましょう。
3.歯の生え変わり時期
子猫は生後3〜7ヵ月頃に乳歯から永久歯に生え変わります。その際に歯茎がむずむずとかゆく感じられるようになります。そのむずがゆさをなんとかしようして、身のまわりにあるいろんなものを噛むようになるのです。
この「いろんなもの」の中には、飼い主さんの手も含まれます。まだ力の弱い子猫のうちはそれほど痛くないため大丈夫と思うかもしれませんが、噛み癖になってしまうと大変です。
成長とともに噛む力は強くなりますから、徐々に痛みを感じるようになるのは間違いありません。
歯の生え変わる時期には噛んでも良いおもちゃを与えましょう。
猫の甘噛みをやめさせる方法
子猫のうちは甘噛みをされても大して痛みを感じないこともあり、放置してしまう人もいるようです。しかし甘噛みは小さいうちからしっかりと対処する必要があります。成長して痛いと感じるようになってからやめさせるのは大変難しいです。
猫の甘噛みをやめさせるには、兄弟で迎えることが望ましいと言われています。兄弟で遊びながら噛む力加減を覚えていくからです。
とはいっても、誰もが多頭飼いをできるわけではありませんよね。
猫が甘噛みをしてきたら毅然とした態度で「やめて」「痛い」と伝えます。それでもやめなければ、落ち着くまで無視をすることです。
このときは、決して大きな声で叱ったり、叩いたり、そのほか体罰を与えたりといったことをやってはいけません。猫を怖がらせることになります。恐怖心から攻撃的な行動をとる場合もあり危険です。
まとめ
猫の甘噛みは愛情表現のひとつでもあります。飼い主さんを母親として慕っているからこその行動です。
とはいえ、成長とともに噛む力が強くなり、痛いと感じるようになる場合があります。また噛み癖が付いてしまうと、ちょっとしたきっかけで本気噛みをされて大怪我をしてしまうかもしれません。
甘噛みは成長とともに解消する場合もありますが、基本的には癖にならないように子猫のうちにしっかりと対処しておきましょう。
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