人にはあるけど猫にはない『体のパーツ』6選 違いから知る、猫のこと
人にはあるけど猫にはない「体のパーツ」
猫と人間は当然見た目が全く違いますよね。それでも一緒に暮らしていると、なんとなく人間っぽさを感じてしまうことも。
ただし、体の構造をよく見てみると、人にはあっても明らかに猫にはない「体のパーツ」が存在します。
そこで今回は、人にはあるけど猫にはない「体のパーツ」について解説します。その違いを知ることで、猫についてより深く学べるかもしれませんよ。
1.まつげ
猫の目には、人間の目にあるような「まつげ」はありません。
まつ毛のようなものがありますが、それはまぶたの上にある少し長い毛で「アクセサリーアイラッシュ」と呼ばれるものです。
これはまつげではありませんが、まつげ同様、目に異物が入らないようにするためのものです。
2.眉毛
猫の目の上に長い毛が4~5本生えています。人間でいうならば眉毛となりますが、実は眉毛ではなく「ヒゲ」の分類になります。
口の周りにある長い毛、顔の横に伸びている長い毛、前足の肉球の近くにある長い毛、これは全部ヒゲです。
障害物や風の動きを感知する働きがあり、暗い夜に活動するためのサポートとなっています。
3.鼻毛
猫の鼻の中に毛は生えていません。鼻毛がある動物は多くないと言われています。
猫の鼻の中の粘膜にある「線毛」という毛のようなものが動き、ホコリなどの異物などの侵入を防いでいます。
4.後ろ足の親指
猫の前足の指は5本です。親指は少し離れたところにあります。後ろ足の指は4本で、親指はありません。
猫は虫など小さなものを前足を使って捕まえることができ、木を登るときには前足の親指が滑り止めになります。後ろ足は前足ほど器用に使うことがなく、進化する中で消失したと言われています。
しかし、猫の中には前足や後ろ足の指の数が多い猫もいて「多指猫」と呼ばれています。指が多くても猫の健康に影響はないそうです。
5.鎖骨
日常生活であまり意識することがない鎖骨ですが、人は鎖骨があることで腕を上に挙げ、高いところのものをとるなどの動きができます。これは鎖骨が肩の関節とつながっているからです。
一方、猫の鎖骨はとても小さく肩の関節とはつながっていません。そうすることで、体が柔軟になり狭い場所を通り抜けられるようになるのです。
また、猫の小さな鎖骨は、前足でものを挟むための動きに役立っています。鎖骨があることで獲物を捕まえたり、木登りをしたりできるのです。
6.おしり
猫のおしりと呼ばれている部分は腰の一部なのです。人と違って座るための脂肪はついていません。
猫のおすわりの姿勢は、しゃがんでいる姿勢に近いです。
まとめ
今回は、人にはあるけど猫にはない「体のパーツ」について解説いたしました。
まつげや鼻毛、指の数や鎖骨など、人と猫の体のパーツの違いが想像以上にあって、意外に思われた方も多いのではないでしょうか。
人との違いから知ることで、猫に関する知識もさらに深めていきたいですね。
■関連記事
・猫が『病院』だと気付いた結果…本気で震えだす様子が愛おしすぎると85万再生の大反響「抱きしめてあげたい」「ほんとにブルブル」の声
・猫が飼い主を舐めてくる時の理由とその気持ち
・猫が流行りの『空中ウォーク』してみた結果…まさかの動きが笑えると169万再生を突破「チビが引いてるw」「浮いてる浮いてる」の声
・猫が飼い主に感謝している時にする10の仕草
・猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している