飼い主は自分が守るニャー!愛猫があなたを『守っている』と思しき4つの行動
1.外敵に対して威嚇・攻撃する
窓の外からこちらを見つめている野良猫や、見たことのない鳥。これらの脅威から飼い主を守るため、猫が威嚇をすることがあります。
唸り声をあげたり窓に飛びついたりするこの行動は、『ニャルソック』として愛猫家の間では親しまれていますね。
自身を守ることはもちろんですが、実は家族を守ろうとしていることも。
実際に、ロシアで少女を守るために熊を追い払った猫の事例や、米国カリフォルニアで小さな男の子を守るために猛犬にタックルした猫の事例が、ネットニュースで話題になったこともあります。
また、猫の敵は他の動物だけではないようです。米国ロサンゼルスでは、猫が強盗に飛び掛かって顔を引っ掻き飼い主を守ったという事例も報告されています。
2.飼い主に付いてくる
家の中で愛猫がストーカーのようにくっ付いてくる…という方がいるかもしれません。寂しさから付いてくることもありますが、中には飼い主を守ろうとしているケースも。後方から飼い主の様子を見守り、『護衛』をしているというわけです。
通常、家の中で飼い主がピンチに見舞われるという事態はそう多くはありません。しかし、猫にとっては家の中がすべての世界。大好きな飼い主を守りたい一心で、「飼い主が事故や事件に巻き込まれないか」チェックしているのでしょう。
とても身近な例では、飼い主をお風呂から引き上げようとする猫の姿が、しばしば動画サイトに投稿されます。水が苦手な猫にとって、お風呂に入った飼い主は溺れているように見えるのかもしれませんね。
3.近くで見守っている
飼い主のことをじっと見つめて守っていることもあります。ただマイペースに寛いでいるように見えて、よく考えるといつも飼い主と同じ部屋にいるということはないでしょうか。そんなときは、もしかすると見守っているつもりなのかもしれません。
また、特になにもしなくても、猫が人間を守れることを証明する興味深い事例があります。
ある女性が脳卒中で病院に運ばれ、回復後に長いリハビリをすることになりました。女性に飼われていた猫は友人宅に預けられていましたが、ある日お見舞いをすることに。すると猫は飼い主の女性の膝から一切動かず、結局リハビリを付き添う役目を果たしたそうです。
ときとして猫の存在そのものが飼い主の心を支え癒すことを、猫自身もよく心得ているのかもしれません。
4.獲物をお裾分けしてくれる
愛猫が飼い主を「守りたい」と思っていると、つかまえた獲物を「お土産」に持って帰ってきてくれることがあります。屋外に出ない室内猫の場合は、おもちゃを贈ってくれることも。
これは、子猫のために獲物を持って帰るという野生の習性が残っているためです。
なお、猫が飼い主にお土産を贈る行動は世界各地で見られますが、その理由については明らかになっていません。飼い主を守りたい、餌を与えたいという親心だという説もあれば、狩りができない飼い主を見下しているという説もあります。
しかしいずれの場合でも、大切なものを分け与えていることに変わりはなく、飼い主に対して愛情を持っていることは確かなのではないでしょうか。
いろいろなものを渡されて困っている飼い主さんもいるかもしれませんが、猫の目の前で処分するとショックを受ける可能性があります。一旦は愛猫にお礼の言葉を伝え、後でこっそり処分しましょう。
まとめ
飼い主を守る、というと一般的には犬のイメージが強いものですが、猫には猫なりの愛情表現があります。
そっと飼い主のそばに寄り添い、いざというときだけ動くというのは、まさに猫らしい護衛方法です。
食事や生活環境を整えてくれる飼い主さんは、猫にとってなによりも大切な存在なのかもしれませんね。
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