猫がシャーッと『マジギレ』する理由4選 本気度が高いこの怒り方、なだめる方法も
1.触られたくない場所を撫でられた
急所や神経が集まっている敏感な部位、たとえば「お腹」「足先」「しっぽ」「耳」などを触られてしまった時に、猫はびっくりして怒ってしまうことがあります。
この場合、抵抗するために唸ったり威嚇したりするだけでなく、場合によってはパンチや噛みつきなど怪我の元となってしまう可能性もあるので注意しましょう。
撫でられるのに馴れている場合や、飼い主であれば許してくれる猫もいるなど反応は様々ですが、基本的には猫が苦手とする場所は触らない方が良いでしょう。
2.大きな音がして驚いた
猫はとても繊細な動物のため、予測できない突然の出来事に驚きストレスを感じて怒ってしまうことがあります。
たとえば雷や花火の音、家族が使うドライヤーの音、突然の飼い主のくしゃみ、金属音、外から聞こえる車やバイクのエンジン音などは、とくに猫が苦手としていることが多いです。
これらの音が聞こえると、猫は自分の身を守ろうとして安全な場所に身を隠したり、攻撃的になって八つ当たりのように怒ってきたりすることもあるでしょう。
猫が大きな音で驚いてしまった場合は、可能であれば音を止めて猫を落ち着かせるようにしてください。また、ドライヤー等の家電製品が原因の場合は、静音タイプに買い替えるなども検討してみることをおすすめします。
3.ケガや病気による痛みを抱えている
もし猫がケガや病気というような何らかの原因で痛みや不快感を感じている場合、痛みが出ている部位に触れた時には怒って攻撃的になります。
猫は多少の痛みや違和感であれば表に出さずに隠す傾向がありますが、痛みが強い時には悲鳴のように声を上げることも。
攻撃的になる他にも、うずくまったまま動かない、奥に入って出てこない等の、通常とは違う様子を見せている場合も注意が必要です。
このような場合には、外傷の有無に関わらず、まずはかかりつけの動物病院に連れていって診察してもらいましょう。
4.不安や恐怖を感じている
猫がシャーッとマジギレして以下のような態度や仕草を見せるときには、実は不安や恐怖を感じている場合があります。
- 威嚇する
- 唸る
- 体を低くする
- イカ耳になる
- 毛が逆立っている
- うずくまる
- 瞳孔が開いている
猫は変化に敏感な動物で、慣れ親しんだ場所やいつもと同じことを好みます。模様替えや引っ越しで家の中の配置が変わってしまったり、初めて見る人や他の猫が自分の縄張りに入ってきたりといったことに対して警戒してしまうのです。
警戒している時は一般的に「シャーッ」と威嚇することが多いですが、苦手な人や猫に対しては「パァ~ン」とつばを吐く時のような強い音を出す「空気砲」という怒り方をする場合もあります。
まとめ
猫が「マジギレ」する背景には、「拒否」「不安」「恐怖」「痛み」「ストレス」等ような原因が潜んでいます。
特に痛みが原因となっている場合は症状が重くなってしまっている可能性もあるので、すぐに動物病院に連れて行くのが賢明な判断です。
できるだけストレスを溜めず穏やかに日々を送れるように配慮し、原因となりうることを取り除くと良いでしょう。
ただし、猫は言葉を話せないため怒る原因が特定しづらいので、日頃から愛猫の様子をよく観察して、何が引き金となっているのかを見極めるようにしましょう。
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