交通事故の現場から逃げ出した猫

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米ミネソタ州で起きた自動車事故で、同乗していた飼い猫が行方不明になってしまった、ペンシルベニア州在住の家族。事故から3週間以上経って、ようやく猫と再会することができました。

事故は1月の明け方、高速94号線で発生しました。道路上で小型トラックがハンドル操作を誤って横転し、車両3台が衝突してしまったのです。

Becca Hussさん(24歳)もこの事故に巻き込まれました。車内には飼い猫のロシアンブルーRooster(愛称Roo)もいましたが、事故の際に驚いて逃げてしまいました。

幸い、Beccaさんのケガは命にかかわる重症ではありませんでしたが、愛猫が行方不明になってしまったショックは大きかったといいます。

「とにかく、見つけ出したいのです」という彼女でした。

痩せてケガをした愛猫を発見

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この事故から24日後、Mattさんという人がミネソタ州Monticello付近をうろついていたRooを見つけてくれました。

Beccaさんの母Sharonさんがさっそく駆けつけ、すっかり痩せて歯も欠けてしまったRooに再会しました。すぐに動物病院でマイクロチップを確認し、猫がRooであることが裏付けられたのです。

Beccaさんによると、Rooは現在、回復に向かっているといいます。自宅に戻るとすぐに落ち着いた様子を取り戻したとか。

「事故のときにケガをして、その後野外でずっと生き延びてきたのです。つらい経験をしたわりには、まあまあの体調だといえますね」

「Rooが見つからないうちは、事故のショックから立ち直ることができませんでした。でもやっと戻ってきたので、ある程度の区切りが付いたように感じています。わたし自身もまだ治療を続ける必要がありますが、Rooがそばにいることで心が癒されます」とBeccaさんはうれしそうです。

協力してくれた人々に感謝

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猫の捜索にあたるため、お母さんは自宅を離れてミネソタ州に近いノースダコタ州Fargoに滞在していました。見ず知らずのMattさんは、Rooを見つけてわざわざ連絡してくれました。Beccaさんはこの2人にとても感謝しています。

「Mattさんのお陰で、やっと心が落ち着きました。彼だけでなく、捜索を続けている間、注意深く目撃情報を送ってくれた地域のみなさんにも感謝でいっぱいです。親切な方々がいなかったら、愛猫と再会することはできなかったでしょう」

Sharonさんは「奇跡的な出来事でした。だってRooは事故に遭っただけでなく、氷点下の気温の中で24日間も生き延びたのですから」と話しています。

「この3週間あまりは、毎日心配したり期待したり、ハラハラして過ごしてきました。今回のハッピーエンドが、ペットが行方不明になったみなさんに希望を与えることになればうれしいです」

出典:Pennsylvania family reunites with lost cat after multi-car crash in Minnesota


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 交通事故に巻き込まれた車から逃げ出した愛猫、3週間後に無事発見 米国