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• 発熱
• 嘔吐
• 黄疸
• 血小板減少
• 白血球減少
• 肝酵素の上昇
重症の場合は、出血や多臓器不全を起こして死に至ることもあり、その致死率は約60~70%と非常に高いです。
また、SFTSは人や動物に共通して感染する「人獣共通感染症」で、感染した猫から飼い主や獣医療関係者にも感染する可能性がありますので、注意が必要となります。
SFTS予防のためには、とにかくマダニに噛まれないようにすることが重要です。
動物病院で処方してもらえるマダニ駆除剤は、マダニの寄生を防ぐ効果があります。首筋に滴下する液体タイプのものが主流です。
猫の年齢や体重、健康状態に合わせて、適切な予防薬を選びましょう。
マダニは肉眼で見える大きさなので、定期的に猫の身体を触って、こぶや異物がないか確認しましょう。特に耳や首、脇の下などに注意してください。
今回は猫が感染すると致死率が非常に高い、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について解説しました。
マダニを介して感染するウイルス性の感染症で、発症してしまうと対症療法しかありません。マダニに噛まれないように、駆除剤を利用するのが最適な予防法となります。
感染した猫の唾液や鼻水、眼脂などからヒトにも感染するため、まず猫がマダニに寄生されないようしっかりと予防をおこないましょう。