多頭飼育は年齢が離れているのと、同じ年頃の子と、どっちがいい?それぞれのメリット・デメリット
歳が離れている猫同士の組み合わせ
歳が離れている猫同士でも、特に成猫×子猫の組み合わせは相性が良いと言われています。
子猫は縄張り意識が強くないので、他の猫とも仲良くなりやすく、成猫も子猫の面倒をみたりと上手くいくことが多いようです。
面倒見の良い成猫の場合は新しく来た子猫を我が子のように可愛がり、時には厳しく叱ったりと、本当の親子のような関係性になることもあるようです。
メリット
歳が離れた猫同士を多頭飼育した場合、以下のようなメリットがあります。
- 社会性が身につく
- 噛む力加減を学ぶことができる
猫同士じゃれあうことで社会性が身につき、噛んで噛まれることで噛む力加減を学ぶことができます。
デメリット
歳が離れている猫同士は比較的相性が良いですが注意すべき点もあります。
- 先住猫がやきもちを妬くことがある
- 歳が離れすぎているとストレスになることがある
先住猫がいるお家に2匹目の猫を迎える場合、新しく来た猫に意識が向いてしまいがちですが、やきもちの原因になるので常に先住猫を優先しましょう。
またシニア猫×子猫の組み合わせの場合は活発的な子猫にシニア猫がついていけず、ストレスになることがあるので注意しましょう。
歳が近い猫同士の組み合わせ
歳が近い猫同士も相性が良く、年齢が若ければ若いほど多頭飼育に向いています。
特に子猫×子猫の組み合わせは順応性が高く、1歳以下の猫同士であればもっとも仲良くなれる可能性が高いと言われています。
成猫同士であっても仲良くなる可能性はありますが、子猫同士に比べて慣れるまで時間がかかることが多く、長い目で見守る必要があります。
メリット
歳が近い猫同士を多頭飼育した場合、以下のようなメリットがあります。
- 歳が近いと運動レベルも近い
- 食事の管理がしやすい
歳が近いと運動レベルに大きな差がないので、お互いの良い遊び相手になります。
ライフステージも同じなので食事の管理もしやすく、病気をしない限りは同じ食事を与えることができます。
デメリット
歳が近いことで生じるデメリットもあります。
- 高齢になった時の医療費が重なりやすい
- 同時に看取りの時期が来る可能性がある
高齢になると病気のリスクが高くなり、病院にかかる時期が重なって医療費が高額になる可能性があります。
同時に歳をとるので介護や看取りの時期も重なりやすく、飼い主にとっては精神的に大きな負担になることもあります。
多頭飼育に向いている猫の性格
家に知らない人が来ても警戒することなく自ら近づいて行く人懐っこい性格の猫や、怒ることが少ない穏やかな性格の猫は多頭飼育に向いている傾向があります。
また寂しがり屋な性格の猫は多頭飼育することで寂しさが紛れ、飼い主が外出時でもストレスなく過ごすことができるでしょう。
まとめ
多頭飼育には猫同士の年齢によってそれぞれ違ったメリットがありますが相性の問題やデメリットも存在します。
多頭飼育を始めてすぐに仲良くなることもありますが、慣れるまでに時間がかかることもあります。新しく猫を迎える際は焦らず、長い目で見守ってあげましょう!
■関連記事
・猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理
・嫌いな人に見せる猫の10の態度
・『人間不信の野良猫』を保護したら…"2ヶ月間の軌跡"に涙がでると55万5000再生「愛情は必ず伝わる」「思わず笑顔になった」の声
・猫から『好かれる人』のタイプ5つ
・猫は一緒に寝る人を選んでいる?人のそばで寝る理由、一緒に寝る方法と注意点