猫が「ファスナー」を勝手に開けて困る3つのシーン 対策する方法はある?
1.カバンを勝手に開けて中に入り込んでしまう
猫は狭い空間が落ち着くゆえ、カバンなどの袋の中に入るのが大好きです。
特に、カバンから食べ物の匂いがしたり、キーホルダーがついていたりすると、猫の興味を引き寄せてしまいます。
もし中に入り込んでしまうと、カバンの素材によっては「猫の毛まみれ」になってしまったり、中に入っている荷物にもいたずらしたりと、二次被害も考えられます。
ちなみに、中に入らなくても、バッグの上に乗るのが好きな猫もいるようです。
2.猫用キャリーから逃げ出そうとする
猫用キャリーにはさまざまなタイプのものがありますが、一般的に「ソフトキャリー」と呼ばれている布製のキャリーを使っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、猫によっては「動物病院に行くのかな」「どこかに出かけるのかな」と状況を察知し、巧みに爪を操って、猫用キャリーから逃げ出そうとすることもあります。
実際に筆者が調べたところ、迷子猫の中にはファスナーを開けて脱走したというケースもあったため、対策は必須と言えるでしょう。
3.クッションカバーを開けて、中綿を取り出す
クッションカバーの素材は麻や布製品が多く、猫の好奇心を刺激します。
猫はそのクッションを、おもちゃや爪とぎのような感覚で触り始め、気が付いたらファスナーをこじ開けてしまうこともあります。
さらに猫はクッションから中綿を取り出して噛んで遊ぶこともあり、誤って食べてしまう事故にもつながりかねません。
特に子猫や、学習能力がつき始めた1〜2歳前後の若い猫は、好奇心旺盛なことから、誤食には十分注意が必要です。
ファスナーへのいたずら、対策する方法ってある?
ファスナークリップやカギをつけてロックする
ファスナークリップやカギは、100円ショップでも入手しやすく、すぐに取り入れることができます。
どのシーンにも有効な対策であり「今使っているものを使い続けたい!」と考えている飼い主さんにオススメです。
ちなみに、飼い主さんの普段使っているカバンにつけた場合、猫のいたずら対策としてだけではなく、出先での盗難予防にもなり、活用するメリットは大きいでしょう。
カバンを放置しない
カバンへのいたずらを防止したいと思ったら「放置しない」ことも重要な対策になります。
猫が普段立ち入らないような引き出しやクローゼットに収納場所を設けるようにしましょう。
カバンに限らず、使ったものは出しっぱなしにしておかないとクセづけることで、自然とお部屋も散らかりにくくなり、猫と人のお互いが住みやすい環境が整っていくはずです。
ファスナーの引き手を隠せるタイプに変える
普段あまり意識することは少ないかもしれませんが、ファスナーの終点部分をよくみると、引き手を隠すためのポケットがついているタイプがあります。
ポケットに引き手を収納することで固定され、ユラユラと揺れることもなくなり、猫に気づかれにくくなります。
クッションカバーなど「対策はしたいけど、あまり目立たないようにしたい」場合は、検討してみてはいかがでしょうか?
2重でガードする
2重でガードする対策として「猫用キャリーから逃げ出そうとする」シーンに有効なのは「洗濯ネット」の活用です!
動物病院などを想像させることから、キャリーに苦手意識を持つ猫は多いのですが、そんなときは、猫を洗濯ネットに入れてからキャリーに入れてみましょう。
単に猫の動きを固定して、ファスナーに手を伸ばしにくくなるだけでなく、洗濯ネットという狭い空間は、猫の気持ちを落ち着かせるために役立つこともあります。
まとめ
猫がファスナーにいたずらするとき、そのときの状況によっては、脱走事故や誤食につながる可能性もあるため、積極的に対策する必要があります。
ファスナークリップやカギをつけてロックし、カバンなどは放置しないようにしてください。
クッションカバーの場合は、ファスナーの引き手を隠せるものに変えてみてはいかがでしょうか?
また、猫用キャリーに入れる際は、猫を洗濯ネットに入れて、2重でガードすると安心です。
猫との生活に対応していくために、今後もさまざまなライフハックを一緒に身につけていきましょう!
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